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神社仏閣で見る生き物

おついたちとありますが、かなり遅れて書いておりますのでご容赦ください。

今月の頭は台風で大変なことになっておりましたが、予約の関係もあり、とりあえず過ぎた後だったので行ってきました。木が倒れているんじゃないかと思っていましたが、奇跡的に無事でした。その他、大きな破損もなかったようです。

今回は恒例の神恩感謝の祈祷(奉納)に加えて伊勢神宮参拝の報告でもあります。
きっちりと氏神さんに始まり、氏神さんで終わるのが神宮参拝。白山、高野山や鹿島さんとか、そういった遠方の神社仏閣に行くときは最低限、帰着の報告はします。
本来的には地域の一之宮を入れる方がより良いのでしょうが、さすがに・・・。

神恩祈祷の最中、神職さんの祝詞を耳にしながら低頭して感謝を奉げていると、目前に一匹のクモがピョンピョンと現れました。ハエトリグモです(アダンソンハエトリ)。

ブログ アダンソン8c7300a4e23e7cae47d5d7f7b2bb044b.jpg


スピ系のサイトでも生き物が種類が逐一分かってしまう人はそうそうおるまい(笑)
とか思いながら見ていると、目の前をチョロチョロとしています。

縁起が良い方向に考えれば、これは神使だなぁと。見に来ておられる・・・・・。

そうこうしているうちに祝詞が終わりそうです。次の玉串奉奠では神職さんも私も立ち歩くので踏みつぶすかもしれません。危ないから早くどっかに行ってと心中で思いました。

玉串が始まる前にクモはいなくなり、いつも通り、恙なく参拝は終了。撤下品を頂き、神職さんには「心ばかりの品ですが」と伊勢のお土産を渡します。

いやはや「世の中、当たり前が当たり前でない」ことの再確認ということでしたね、お互いに。
先人たちもこのような災禍を経て立ち上がってくれたおかげで今の私たちがいる、わけです。
今ほど手厚い支援があったとも思えませんし。
語弊がありますが、昨今は災害にあっても、「生活が大変になるだけ、それがイヤ」と私は死なない前提な感じがあるような気もします。

〇今月の奉納酒
「伊勢慶酒 おかげさま」伊勢萬 内宮前酒造場

臨時休業していた「白鷹」の代わりでしたが、意外に美味くて驚きです。
白鷹に比べると濃い・・・かな。

伊勢の地元と考えると、お土産品としては「白鷹」より適しているのかもしれない。




さて、神社仏閣、あるいは自宅周辺で見る生き物ですが、とりわけヘビを見ただけで大騒ぎな感じは正直、面白いですね。どこまで想像力を働かせとるんだ?みたいで。

「庭にヘビが出た! どうしましょう?!!」でてんやわんやな感じは傍目で見てれば微笑ましい限りです。
ヒバカリみたいな小さい可愛らしいヘビでも天地がひっくり返るほどドタバタですからね(笑)。




クモ:拝殿内での見たのは今回が初めて。境内にはあちこちにいてますが、そこまで印象に残ったのは無し。
さすがにご神域とあればジグモやトタテグモ等は捕まえることができないので、敢えて見ていない。

夜のクモは幽界の使いというので、あまり縁起は良くないそう。無下に殺すのも何なので、追い払う程度。


蛇:スピ系のアイドル@ヘビは(神社仏閣の)どこでも観たことがありません。


ムカデ:神社で見たのは、今回の内宮が初めて。しかもセミを捕食中。
知人は信貴山で見たという。そりゃ運がイイ。

ニホントカゲ:わりと遭遇率が高い。

ハチ:アシナガバチやスズメバチ、クマバチなど。「祓い」の意味があるらしい。
本当に(こちらが)追い払われることもある。

アブ:今回が初めて。刺されるので走って逃げた。
キャンプや川遊びが苦手なのもコイツのせいでもある。


オオゴキブリ:過去、三輪山登拝中にて目の前を横切る。
朽木を割ればよく出てくる生き物ではあるが・・・。
亜社会性(家族、集団生活)で森の分解者だから、良いのかな・・・?

サワガニ:珍しくはないが、昨年の内宮のトイレにて。
捕獲して近くの川に逃がした。

ミツバチ:ニホンミツバチ。時期によっては手水舎の水を飲みに来ていることがあります。

哺乳類:いろいろ。
たまに「犬」を見かけますが、たいていは莫迦な飼い主のせい。
自我の顕現とやらで。

鳥:さすがに山野の野鳥の種類の特定は難しいです。
わかるのはシジュウカラやヤマガラくらいです。

神鶏ということでは伊勢神宮や石上神宮が有名ですね。
カラスはやはり神使の最たるものでしょう。
境内の池にはサギや水禽がよくいます。
神社仏閣内でワシタカ類は観たことがありません。

カメ:境内の池にて。さすがに本土にリクガメやヤマガメはいませんから。

ただ、伊弉諾神宮のカメですが、池から這い出てきて餌をねだってきたのは驚きました。
しかもクサガメ。アカミミガメでないところが、ちょっと縁起がいいかも(笑)。
あれを見て、いたずらするような馬鹿者はいないと思いますが・・・。

イシガメはあまり見ませんがスッポンを意外と見かけます。
場所によってはキバラガメ(外来種)なんかも。

お寺に参拝してから、運動のために河川敷に行ったところ、そこで子ガメ(クサガメ)を拾ったことはあります。
芝生の生えているようなところで、川から50mは離れていましたね。もう少し遅れていればアリや鳥にやられていた可能性はあります。8年経った今でも生きています。

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伊勢神宮参拝 その4 伊射波神社篇

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早朝に内宮での御垣内参拝を終え、三重県鳥羽市安楽島にある「志摩国一之宮 伊射波神社」へ向かう事にしました。

鳥羽駅バス乗り場0854の「かもめバス」で安楽島に向かいます。
鳥羽駅発安楽島行き 「安楽島」で降ります。

「鳥羽駅バス乗り場(近鉄鳥羽駅降りてすぐ)」と駅からすぐ近くの「鳥羽バスセンター」で乗車場所が分かれているところに注意しないといけません。基本的には前者の方が発着は多いですが。
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こちらが鳥羽駅バス乗り場。普通のバス停。


基本、1時間に一本あるかないかのローカル線です。安楽島方面の鳥羽駅発は6時、8時、10時、12時、14時、15時台にそれぞれ一本です(2018年8月の時点で)。当然、帰りのバスも注意せねばなりません。こちらは11時、13時、14時、16時台にそれぞれ一本。神社への参拝時間や御朱印を頂くため宮司様宅に訪問しないといけないのでその時間も計算が必要です。もっとも、クルマならばそこまでしっかりやっておく必要はないでしょうけど。

また、伊射波神社は「石神さん(神明神社)」や鳥羽水族館、フェリーなどに比べると案内が不十分なので十分に下調べしておく必要があります。でも、あの神社はそこまで有名になる必要もないと思います。人が多すぎても荒れてしまいますしね。
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バスを待っているともう一人現れました。
「まさか・・・参拝客・・・?」
1人でのんびり参拝したいという気持ちもありますし、同行するのはイヤだな~と思っていたら、案の定。
もっとも、お互いに「なんでこんな平日に?」と思っていたのではないかと。


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地方都市から海が近い田舎へ風景が変わっていく中、「安楽島」バス停に0921に到着。
「バス停から神社への道が迷いやすい」という情報を得ていたので慎重にチェック。
安楽島バス停近くにある「安楽島舞台」が重要な目印ですね。
タクシーで行くにしても「安楽島舞台」と云うと分かりやすいらしいです。


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道々に神社の幟があったり、道標があったりしますので、そこまで迷うことはありません。



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まずは旅館「かめや」を目指します。

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右の建物が「かめや」。
この突き当りを左方向へ。右は海水浴場へ行く道です。

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ここから先、トイレがありませんので海水浴場のトイレを利用しておきます。

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いわゆる「惑わしの矢印」
伊射波神社参拝関連のブログに必ず載っている「惑わしの矢印」。

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矢印の方向に行ってはいけません!

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山道には幟が立っています。


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石の道標もそこかしこにありますので心強いです。

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山道を抜けると海が見えてきました。


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海が見えたのも束の間、また山へ入ります。

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再び海が見えてきます。

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浜の堤防の上を歩いていきます。この辺りはちょっと一息つけるところですね。

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海辺へと降りていく道。

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崖道を降りたところに一の鳥居があります。すぐに海です。
昔は船で海から乗り付けていたようですね。

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ここから本格的にキツイ参道が始まります。見た目通りです。

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途中に生えていたキノコ。

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二の鳥居です。まだもう少し歩きます。

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切通の道を抜けていきます。

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ついに到着。「志摩国一之宮 伊射波神社」。

拝殿の中には御札やお守りなどの各種授与品や資料が置いてあります。
御朱印を希望する人は宮司様宅の地図をゲットしましょう。

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少し奥にある海上守護神「領有神(うしはくがみ)」と岬への道の入り口。
「千古の原生林」を通って行きます。


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加布良古岬からの眺めは絶景です。朝日の遥拝所ですね。
海と山、空と太陽・・・手を合わせて、生かされている感謝を思わずにはいられません。


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ビジネススーツという略礼装ではありましたが、それなりにきちんとした服装で参拝できたことは有り難いです。

ちなみに、バス停で一緒だった人は私が海水浴場のトイレに行っている間に速攻で登ったようで、私が着いたころには既に参拝を終えていました。


帰り道では二組ほどすれ違いました。平日でもそこそこ来るんですねぇ。



帰りはアブに追いかけられたりして大変でした。


「ブー・・・ン ブー・・・ン」
ハチの羽音というのは神域においては「祓い」であり、これもまたひとつの眷属の顕れか・・・と感慨深げに想っていると、ピトッと服に停まってきました。
この顔は完全にウシアブです。アカンやつです。

ハチと違って吸血のためにしつこく刺してくるのでたまりません。
そして仮にも御神域。むやみな殺生はしたくありませんので小走りで逃げます。


帰り道を堪能することもままならず、再びバス停&「安楽島舞台」に戻ってきました。
次は御朱印を求めて宮司様宅へ・・・ここからがまさかの第二部で、私は完全に道に迷ってしまいました。


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なんで路地裏に・・・?

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海に出てしまいました。


かれこれ30分ほど迷ったと思います。
参拝帰りにすれ違った人たちはとっくに御朱印をもらっていました。

何とかたどり着いて御朱印を頂戴しました。かなり時間を取られてしまいましたが、帰りのバスにも予定より早く乗ることが出来て助かりました。
11:10 安楽島発のバスに乗れたのは運が良かったです。


伊射波神社やその道のりはとても良いところでした。あまり荒らされて欲しくないですね。こういうところは存続して欲しいので、心ばかりですがお賽銭も多めに入れておきました。
(本来的には宮司さんへきちんと渡した方がよいのでしょうが)

一部舗装されていない歩道を通ることや、石段もけっこう険しいので底が滑りにくい靴を履いて行った方がイイと思います。私はビジネスシューズで行きましたが、お勧めはできません。
途中で杖も置いてあるので利用させてもらいました。
陸の孤島とまでは言いませんが隔絶されてる感があるので、女性単独参拝もあまりお勧めできないですね。



参拝を終えて鳥羽駅に戻ってきました。一本早いバスに乗れたおかげで時間に余裕ができました。
11:30に鳥羽駅のバス停に到着。小休憩を挟んで、12:26の伊勢中川行きの電車で伊勢市駅に向かいます。

12:43に伊勢市駅に到着。コインロッカーに荷物を預けて、バスで内宮へと向かいます。
13:04に内宮前に着きました。55系統のバスで、徴古館や月読宮を経由しない方なので早いのです。

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もう観光客でいっぱいの内宮。平日でこれですからね・・・。


ここから内宮のおかげ横丁に行って、直会(なおらい)とお土産購入。

直会はいつものように「白鷹」で一杯・・・・と思ったら臨時休業でした。仕方ないので、入ったことのない「伊勢満 内宮前酒造場」にて生原酒を一杯いただきました。
これもけっこう美味しいです。ここのお酒を氏神様のお土産に購入しました。
軽く酒が回った状態でしたが、「宮忠」で大きめの水玉と苧麻紐を買った後、抑えめに必要分のお土産を購入。

内宮前から月読宮へ。14:25着。

そこからまたバスで倭姫宮。徴古館や美術館は時間的に諦めて、外宮へ戻ってきました。
外宮でまだ参拝していなかった「度会国御神社」「大津神社」を訪問。御厩から横に入る道を行きます。
このさらに奥に「上御井神社」がありますが、そこまでは行けず通行止めになっています。

16:10には伊勢市駅に帰還。
16:43発の「しまかぜ」で無事に帰路に就くことができました。


今回の参拝神社は、

外宮→月夜見宮→伊雑宮→佐美長神社→瀧原宮
→内宮→伊射波神社→月読宮→倭姫宮

少々詰め込んだ感じはありましたが、思いのほか予定通りに回れたと思います。
自宅に戻ってから氏神様に報告のお参りをして伊勢参拝は無事に完了となります。


次回、年内にもう一度行けると良いのですが、今度は御饌か御神楽を外宮か内宮か、どちらかで奉納したいものですね。




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