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2019年二度目の伊勢神宮参拝

ぶろぐ さんぱいfreemap.jpg
やっぱり便利な「伊勢神宮参拝きっぷ」

8月の末のことですが、本年二度目の伊勢神宮参拝に行ってまいりました。
今回、撮影はほぼ無しです。なので画像は借り物ばかりです。すみません。


コースは基本である「外宮→伊雑宮→内宮」で、特に何処に寄るということもありません。あっさりとした感じですが「観光」ではなくて「参拝」なので行けるだけでも十分有難いものです。しかし、今回は人生で初めて、しかも神宮で「御神楽」を奉納するという一大行事がございました。

さすがに外宮・内宮の両方で奉納することは予算的に無理なので、「外宮先祭」に則り外宮で上げさせてもらいました。余談にはなりますが、生きてきた上での(どちらかといえば社会の一個としての)感謝は外宮、国体や日本に対する感謝や繁栄の祈りは内宮のようです。あくまで傾向としてですのでその限りではありません。

また、せっかくの機会なので神宮に日本酒を奉納してみようと思い立ちました。ついでと言っては何ですが、伊雑宮でも奉献酒をやってみようと。
関西方面として考えるとやはり持参するのは「天野酒」でしょうかね。
ぶろぐ あまのさけamano21.jpg
持参せず、地元で購入するのもひとつ。
多少でも荷物を減らせるだけでなく、その地域にお金を落とすことになります。


今回はビジネススーツではなくて、中古で買ったフォーマルスーツ。御神楽を奉奏いたしますので白いネクタイ。神様への気遣い・・・・・・とはいえ、さすがにきちんとした服装の人が少ないと浮きますね。「張り切ってる感」がものすごいんじゃないかなぁと。
神宮はただの「掃除の行き届いた日本庭園」ではなく「神苑」と思っております。日本に生まれ育つ最大最高の特典のひとつが「伊勢神宮参拝」ではないかと。生きながらにして神域に行けるという・・・大袈裟ですけどね。

ただ、パワーをもらえるとかリセットするとかそういうコトは一切なしで、感謝あるのみです。


毎度おなじみ「伊勢神宮参拝切符」で早い時間の電車に乗って、9時前に近鉄伊勢市駅に到着。必要なモノだけを持ち、あとはコインロッカーに預けます。外宮に到着し、トイレで身支度を整えて火除け橋を渡ります。
鳥居や橋で一礼する人が(神宮規模で考えると)意外に少ないんですよね。


順序としては「御神楽→御垣内参拝」が良いようで、さっそく受付で申し込みます。その間にも隣の御朱印受付には御朱印軍団がぞろぞろ来ております。神職さんの大変さを思いながら、必要事項を記入していきます。

分かりやすい字で記入し終えた用紙を渡し、持参した「奉献酒」を渡します。受付が済んだ後は傍の待合室に入り、呼び出しがかかるのを待ちます。
窓から授与所を眺めているとぞろぞろと「観光客」が来ています。皆おもむろに御朱印帖を取り出し、御朱印を頂いています。中には参拝前にもらっておこうというスタンプのノリな人もいてます。

さて、運が良い・・・のかもしれません。ほかに誰も来ません。
15分ほど待ったのちにお呼びがかかりました。案内に従って神楽殿に向かいます。


ぶろぐ げくうかぐらでん2016y03m20d_144333823.jpg
ご正殿側から見た授与所と奥の神楽殿


やや薄暗い神楽殿の正中を避けた中央左寄りに着座します。神宮だけに、祭壇に飾り気はありません。
他ではあまり見ない大きな榊の枝が左右に在り、修祓(しゅばつ)も大きな榊の枝で受けます。

ぶろぐ しゅばつ じんぐう20151012113231119_00011.jpg
「修祓」
榊の大きな枝でじっさいに受けてみるとその迫力に驚きます。


01.修祓
02.神饌を奉納
03.雅楽の演奏
04.祝詞奏上
05.御神楽奉奏
06.奉納者による二礼二拍手一礼
07.直会(御神酒)と撤下品授与

大まかな流れとしてはこんな感じです

楽師4人と舞女(巫女さん)が入室してきます。私ひとりなので、この時点でかなり緊張しています。


「02.神饌を奉納」では奏でられる音に合わせて左右対称に動く舞女が素晴らしいのです。中央を横切るたびに一礼動作が入るのも見どころです。
奏でられる音といい、巫女さんの動きといい、まさに「神宮」といった格を有しているわけですが、それもそのはず。専門の楽師団を抱えているのですから。文字通り、格別ですね。

ぶろぐ かんむり20121115182600.jpg
参考。「冠」の一種
当たり前ですけど、神社の祈祷では烏帽子の方が多いです。


「03.雅楽の奉奏」を経て「04.祝詞奏上」ですが、祝詞を上げられる神職さんがきっちり「冠」を被ってます。
低くもなく高くもなく澄み渡って響いているようで意外にはっきり聞こえない独特な発声で祝詞が詠みあげられます。

ぶろぐ やひらでdafedd45.jpg
私は(低頭してますので)ちらっと後ろしか見えませんが、最終的にはこういう感じの姿勢を取られていました。


「05.御神楽奉奏」はもちろん見事の一言ですが、神宮は「琴」が加わります。もちろん弾いているのは男性の楽師ですが、いや~、カッコいいと思いました。

楽師と舞女が退室し、神職さんから「06.二礼二拍一礼」を申し付けられます。
静謐な神楽殿に響く拍手。感謝の念に堪えません。

そして「07.直会と撤下品授与」。
御神酒をいただいた土器(かわらけ)をお土産としていただけます。そしてずっしりと重い木箱に入った「御神楽札」。思っていたより大きいのです。
まさに夢のようなひと時でした(30~40分くらい?)。

ぶろぐ かわらけ1df2a84f.jpg
右側が神宮で頂けるかわらけ(土器)。
何に使おうかな。


神楽殿を退室し、このまま御垣内参拝へ向かいます。

私より先に、御正殿にひとりのスーツ姿の男性が入っていきますが、御垣内参拝ではなかったです。何だか知りませんがモゴモゴ唱えています。こういった「パフォーマンス」には近寄らず。好奇心(野次馬根性)も禁物です。

宿衛屋にいくと、他の人の御垣内参拝の途中でした。他の人に出くわすのは初めてですね。
待っている間、衛士のおじいさんに「いま神職さんが1人なのでちょっと待っててくださいね」と話しかけられました。こんなのも初めてですね(御神楽奉納済みの紙袋を下げていたからかな?)。

雑談しているうちに先の人が済み、私の番になりました。
何度やっても相変わらず緊張します。

御垣内参拝はまだ知らない人が多いですが、万人に知らしめるものでもないでしょう。ご利益とかパワースポットとかそういった世俗的なことや利己的なこととはまったく縁遠いものです。何もありません。感謝を奉げることはあっても何かを得るということはないです。

御垣内参拝の後はいつもの通り、多賀宮などを巡って参拝します。

一通り参拝した後で「剣祓い」を頂戴しに授与所へ行きましたが、少々不勉強な連中が「交通安全とか家内安全とか、そんなお守りはないですかね?」なんて聞いておりました。外人を一人連れたカッターにスラックス姿の、何かのビジネスマンっぽい3人組でしたが、伊勢神宮は「私幣厳禁」の基本を知らぬ?

もっとも、今時はそういうお守りがあるんですけどね。聞く前に自分で見て探せばいいのに。
(こういう売店感覚がある人がなぁ・・・)
下手にお守りなどを渡すよりは参拝記念品などの方が宜しいかと思いますけどね。


残念ながら「せんぐう館」11月再開なので今回はまだ見学することが出来ません。外宮を後にして、伊雑宮へ向かいます。

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