SSブログ

年末詣で。 来年は子年。

来年は「子」の年。

ぶろぐ ねずみ14a4b1dc94541464a7308683be6f78b9.jpg



終わりの「了」と始まりの「一」の組み合わせ。
物事の終始はつまり、中心であり中枢。

ぶろぐ ねずみa2d2197a.jpg

「チェンソーマン」より。


圧倒的な繁殖力は繁栄の象徴であり、大国主を助けた知恵のあるネズミもいる。
一方で人類を脅かす疫病や飢饉の原因でもある。
大黒様のお使いはネズミ。大黒様はマハーカーラ(大暗黒天:インドの魔神)。


「チェンソーマン」のレゼ編が最高の締めくくりを迎えたように、私も「年末詣で」で一年を締めくくってきました。


「年末詣で」。
一年の締めくくり。時期的に神社仏閣も人が少なく、「落ち着いてじっくり参拝できること」がありがたい。



昨年に引き続き、今年の年末詣では12月23日。
平成の天皇誕生日。
一年でもっとも太陽の日照が短い「冬至」の翌日。つまり「太陽の元旦」。
その日に年末詣でができたことはとてもありがたいと思います。

一年を振り返り、氏神さまの御前にて感謝を捧げます。
神恩感謝の昇殿参拝。修祓や祝詞、玉串奉奠・・・内容も順番も毎回ほぼ同じですが、一度として「同じ」だったことはありません。そして、大神様の御前というのは隠し事ができません。

『目に見えぬ神にむかひてはぢざるは 人の心のまことなりけり』 

明治天皇御製

明治神宮で引いた「大御心」の明治天皇御製を思い出します。


宮司さまのお心遣いで「大祓祝詞」もご奏上していただき、恐縮のかぎりでした。
宮司さまが事あるごとにおっしゃるのは
「ことさらにマナーや作法をひけらかさないこと」。
またTPOとともに変化していく生きた文化でもあり、作法には必ず「理由」があります。また「知っていると得をする」「恥をかかない」そういったものでもなく、また自分の心づかいの押し付けになってもいけない。


今時はそこかしこに跋扈する「マナー」ハラスメント。
気をつけねばなりません。


テレビやらスピ系の推しによる、参拝の際にやらねばならぬことがドンドン増えていっている昨今(笑)。
「得をしたい」「マウントを取りたい」そういった欲目を煽ってますからね。住所氏名年齢の告示は言うに及ばず、願い方の順番やまじないめいた参拝順、その他もろもろ、増えていく一方です。ますます参拝行列が長くなってしまいますね。

ぶろぐ ひだりがわo0968068314005535448.jpg


とはいえ、神社の参拝で守ってほしいのが「左側通行」。

単純に参拝者の往来をスムーズにするため、鳥居で揖する際にお互いに邪魔にならないため。
お互いに視線がかぶって気まずくならないことはけっこう重要(笑)。
一揖を日ごろからやっている人は前の人がそれをするタイミングがわかるのですが、普段やらない人はまったくわかりません。なので、帰りの一揖の際、振り向いたら真後ろの人と目が合うこともままあります。

また、よく言われる「正中は神様の通り道」ですが、正中は神気も通るけど昇殿で払われた「穢れ」も通るので避けた方が身のためです。

正中、つまり中道を意識して参道を歩くこともまた人生の縮図であります。




〇「年末詣で」の奉献酒。

氏神さま
・うらろまん 純米吟醸 一回火入れ @花泉酒造:福島
同酒造のお酒から数種類をブレンドした一年一回のお酒。


自宅神棚
・白龍 純米磨き九割 @吉田酒造・福井
普段のごはんと同じ精米で醸し出した「普段のお酒」。おかわりしたくなるお酒ということで、正月に試したいですね。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

親謁の儀から大嘗宮見学へ

ぶろぐ だいじょうさいIMG_5778.jpg
皇居・坂下門前の集合地点。
4日の午前7時半前。


12月も半ばを過ぎました。


令和元年における天皇陛下の即位にまつわる行事・神事も滞りなく終えられました。
無事に終わったことは喜ばしいと思います。しかし、ようやく始まったばかり、という観もあります。「一抹の不安」はありますが、新しい天皇陛下とともに次の世に向かって歩んでいきたいと思います。

「大嘗宮」を見ながら思いました。
悠仁様がご即位されるその時を目の当たりにできるのだろうか、と。

ややもすればオカルト、スピ系ですが、天智・天武天皇の再現、天孫ニニギから神武に至る謎の期間、聖武天皇の時代の再来etc・・・様々な転写が今、ここにありありと映し出されていると言います。また、天皇家は125代で一巡したとも言われております。明治天皇の面影を持ち、神武天皇の魂を持つとも謳われる悠仁親王殿下が即位されるその日まで、生きたいものです。

ぶろぐ じんむてんのうIMG_5755.jpg
神武天皇陵への「親謁の儀」の最中、おそらく天皇陛下が参拝された時に晴れ間が・・・。



11月というのは大正・昭和・平成の3代に加えて、この令和においても「大嘗祭」が実施された、いうなれば「大礼の佳節」でした。

同日、氏神さまの「大嘗祭奉告祭」にて『皇室弥栄』を奉納祈願。その後日、京都・奈良の御陵に「親謁の儀」のためにお立ち寄りになられる日に出向いてお姿を拝見することができました。
奈良の橿原神宮・神武天皇陵でお迎え・お見送りすることにしました。駅から離れることを気にしなければ田舎なので沿道は広く、けっこうスペースがあります。
無難に沿道で待機しましたが、後で聞いた話によると天皇・皇后両陛下がお立ち寄りになる近鉄・橿原神宮前駅では3~5時間待ちする必要があったとか。
ぶろぐ じんむてんのうIMG_5753.jpg
現物は予想をはるかに超えるカッコよさと華麗さ。

ぶろぐ じんむてんのうIMG_5758.jpg
天皇皇后両陛下。
天皇陛下におかれましては威厳があり、ややもすれば近づきがたい雰囲気があったようななかったような。

皆さん撮影に夢中ですが、撮ることよりも自分の目でしっかり見る方が大事ですね。



もうひとつの利点は、「親謁の儀」を終えられた後、神武天皇陵の内外の扉が開かれた状態で参拝することができるのです。もちろん中に入ることはできませんし、祭壇があったり幕があったりで、格別によく見えるということはありません。しかし、普段はしっかり閉じられた門が開いている状態で参拝できるのは稀有なことですし、何より天皇・皇后両陛下が儀式を終えられた直後の「神気」めいたものが御陵には満ちていました。

なので、天皇陵近くで写真を撮るのは遠慮いたしました。

ぶろぐ じんむてんのうIMG_5760.jpg
神武天皇陵の参道。奥にチラッと鳥居が見える。
ほんの1時間前までここで「親謁の儀」が執り行われていた


そして、12月。思い切って上京し「大嘗宮一般公開」に参加。大嘗宮を見学してまいりました。
久々の夜行バスで行き、各駅停車の新幹線「ぷらっとこだま」で帰りました。往復だけで14時間かかってます(笑)。
ぶろぐ だいじょうさいIMG_5779.jpg

夜行バスは運よくイビキや落ち着きのない人がおらず、耳栓や首枕のおかげもあってそこそこ寝られました。6時半ごろに東京駅に到着し、9時までの入場時間までどうしたものかと思いましたが、集合地点である皇居・坂下門手前では7時半の時点ですでに100人近く並んでおりました。


私は予め駅のロッカーに荷物を預けて、スマホと財布、ハンカチ、飴、ティッシュだけ持参している状態。持ち物検査はスルーでしたので、易々と先頭列に行くことができました。
(ただし金属探知機チェックはありました)

ぶろぐ だいじょうさいIMG_5781.jpg

おかげで坂下門開門にも立ち会えましたし、大嘗宮も人が少ない状況(警備の方が多い)で見学することができました。この日は奇しくも、「即位礼及び大嘗祭後賢所御神楽の儀」があり、これをもってすべての儀式を終えられました。

ぶろぐ だいじょうさいIMG_5782.jpg
「富士見櫓」
これだけでも見事なものです。
手前には、はしゃいで走り回って撮影をしまくる他国の人間。


ぶろぐ だいじょうさいIMG_5785.jpg

大嘗宮が見えてきました。
我々が先頭集団なので、向こうにたくさんいる人たちは全員警備。

ぶろぐ だいじょうさいIMG_5792.jpg


大嘗宮見学の後は特に予定もなく、まずは目黒の八雲氷川神社、上目黒氷川神社を参拝。明治神宮で再び「大御心」を頂戴し、今年はもう伊勢神宮には行けないので東京大神宮にお参り。ラストは靖国神社と遊就館見学と相成りました。

ぶろぐ だいじょうさい ひかわIMG_5794.jpg

八雲氷川神社。
街中とは思えない長い参道が特徴。御朱印はここと上目黒氷川神社を頂きました。


まだ時間がありましたので、靖国神社から東京駅まで皇居をぐるりと歩きました。左を見れば高層ビルがあり、右を見れば中世の城跡・濠があり、それが「皇居」という不思議な光景。時空間の特異点的雰囲気を体感できる、日本という地に住まう「幸せ」でしょうか。



ぶろぐ だいじょうさいIMG_5787.jpg

「和恵差」
(椎の和恵)
Twitterでも話題になってましたが、榊だと思っていたら椎の葉(スダジイ)。
奈良時代以前の・・・ややもすれば縄文時代ほどの古代を感じることができます。
これだけでも見る価値があったと思います。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。