SSブログ

天皇誕生日 年末詣で

ぶろぐ たいよういちずposition_of_sun.png


22日の冬至は陰の極まる日。同時に陽の始まりでもあります。
その翌日23日はまさに元旦。
第125代今上天皇陛下はまさに「太陽の申し子」でもあります。

陛下は昭和にお生まれになれ、平成の世を背負われて歩まれました。
譲位後は皇后陛下と共に心安らかにお過ごしいただけることを願います。


2018年12月23日はひとつの時代の終わりと始まりでしょう。
この良き日に参拝できたことはこの上ない喜びです。



午前中、自転車で駆け付けると氏神様の境内でも年末の準備が進んでおりました。
すでに拝殿で待機されていた神職さんに挨拶をし、昇殿します。
お召の装束が少し新しい感じがするのですが・・・気のせい?


玉串料と奉納酒をお渡しして、しばし待ちます。
拝殿から外を眺めていると近くの木に留まったヒヨドリがちらりと視界に飛び込んできました。日本や東アジアではありふれた鳥ですが、世界的には珍しい鳥。タヌキ(こちらは日本固有種)みたいなものですね。

いつものように神恩祈祷が始まりました。今日はちょっと祝詞の内容が違うような気がします。「年末の」神恩感謝なので、それに合わせて変えてくれたかもしれません。
祈祷が終わると神職さんが時事や心がけ、そういったものをお話くださるのですが、それに私なりに(感想や日々の雑感、感謝など)答えるのが定例と化してきました(笑)。


「(おついたちや神恩感謝等で)こうした機会を得ることで、時代や人生の節目というものを実感することができてきたように思います。振り返ることもなく、また先ばかりを見ることも無く今を着実に歩んでいけることはとても有難く感じています。」

実際、個人の定例行事としての「参拝」はそう悪いものではありません。
(願掛けは一切しませんが)
「生きる時間」というものを多少なりとも実感できてきたのではないかと思います。
ここに来て、このように参拝できることがひとつのしあわせでありましょうか。


ぶろぐ こしょう17_01_25_01.jpg
胡床が並んでいる光景も珍しくありません。


大きな神社の拝殿などでよくある胡床(こしょう)の話から立礼・座礼の話になって、
「履物を脱いで昇殿すれば、あとはすべて”座礼”です」
という神職さんの言葉には少々驚きました。殿上の作法、ということですね。
立って移動したり、玉串奉奠やったりするのに?
これらは進行上の都合、また便宜上ということで「立って」やっているだけのようです。

昇殿作法の認識が変わってきますね。心構えとしてはとても参考になる教えでした。



ちなみに神職さんは今月あと一回休んだら、1月半ばまで無休だそうです。
お役目、ご苦労様でございます。
1月の初詣参拝の予約、そして2月の厄除け祈願・御礼参りの軽い打ち合わせをして帰りました。


こうして12月は冬至や天皇誕生日、2月は節分や立春。このパターンに慣れてくると一般的な新暦1月の初詣はそこまで重要視しなくてもいいんじゃないかな?という思いも出てきました。


ぶろぐ はつもうで あさくさimg_0.jpg
初詣にかけるエネルギーが半端ではない。
気力・体力の限りを尽くして元旦に参拝する人たち。



その足でお寺に向かって、こちらでも年末参拝。
次にイオンで自宅神棚用のお酒とお菓子を購入。奉納酒に張り込み過ぎて、予算の関係上こちらで間に合わせます。イオンとはいってもそうそう下手なお酒を置いてないので、こだわらなければ問題ありません。
(もちろん大手酒造メーカーは外す)


帰宅して荷物を置き、軽く食べてから電車で住吉大社へ行きました。さすがに初詣の参拝客数がトップクラスの住吉大社。年始の準備に余念がありません。大変だと思います。
こちらでは予約もしてない、予算も無い(笑)ってことで略式参拝です。

「初辰さん」で有名な楠珺社(なんくんしゃ)で祈祷の真っ最中だったのでしばし見学。
さっそく「胡床」が使用されてましたが、祝詞の最中に頭を下げていても、胡床だと体勢の関係で背中が丸まって「うなだれている」感じがしてあまりキレイじゃないな、と。
※今時は特に神職さんから指示されることも無いと思いますので、問題ありません。

胡床を用いる立礼の場合には、馨折(けいせつ=立ち上がって腰を折り頭を下げる作法)という礼を行うそうですが、一般の祈祷でそこまでやらせるところはあまり無いとのこと。

他の人が座っているのに自分だけ立ってそうするのもちょっとアレなので、「そこは周りと流れに合わせて」ですね。氏神さんところの神職さんがよく云う言葉です。




〇今回の奉納酒
「純米大吟醸 三世(さんぜ)」 白龍蔵元・吉田酒造@福井


先月、酒屋で迷った末に見送りましたが、23日の天皇陛下の誕生日会見を見てしまった後は思い切って奉納することにしました。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今月のおついたち 2018年12月


ぶろぐ ちょうずthumb5.jpg

バカ陽気な12月初旬。
こういう時は反動が怖いんですよね。

遅れながらのおついたち参り。
神恩奉納の昇殿参拝は無しの略式です。

神職さんの御厚意に甘えさせていただき、昇殿させて参拝することができました。
参拝後は有り難くも作法の簡単なレクチャーも受けることが出来、何たる僥倖です。

やはり難しい。
カタチだけでなくようやく動きにまで言及していただきましたが、
揃えたら、動くのではない。
揃えつつ、動く。

「揃える→次の動作」の間が0.5秒もない。
が、確実に一瞬の間がある。

A→B→C→

ひとつ終わってからまたひとつ始めるのではなく、

A→
 B→
  C→

こういう感じですか。


上手くは書けませんが、太極拳にも似た動き。
極みと澱みがない、連綿と続く動作ですね。




年末の御挨拶の神恩祈祷の予約をしましたが、迷った結果、
「天皇誕生日」である23日に決定しました。「冬至」は来年もありますからね。
平成最後のこの日。ひとつの大きな節目でありましょう。


新暦1月の初詣はあまり重要視していないので適当に、3、4日くらいの予定です。







今月の奉納酒
今月はちょっと予算オーバー。
前から気になっていたんですが、酒屋さんの神札がきちんと神棚に入れられていたのは好印象。
個人的所感ながら良い事だと思います。


〇氏神さま
「白龍 純米大吟醸 吉峯」  吉田酒造@福井
その名前は、約1300年前、泰澄大師の開いた吉峰寺に由来するそうです。
泰澄大師といえば白山ですし、これはなかなかのめぐりあわせですね。

〇自宅神棚
「利休蔵 純米酒」 堺泉酒造@大阪

へ~、堺だって・・・。
堺は古来より超・閉鎖都市のイメージが強いんであまり好きではないのですが、こういった途切れた酒蔵の復古であるとか挑戦とか、そういうのは好きなので試しで購入してみました。


「十ロ万(とろまん)」 花泉酒造@福島
どれを飲んでも良い意味で同じなのがロ万(ろまん)・・・とまでは言いませんが、好きですね。


「めごねっか もち米焼酎」 奥会津蒸留所@福島
前から気になっていた焼酎。
「これ、美味しいんですか?」と素人くさい聞き方にも関わらず熱い説明をしてくれた店主を信じて購入。
たしかに麦や芋はたくさんあるけれど、米焼酎はあまり見ない。売り場スペースが小さいのだ。



ぶろぐ しょうちゅうShochu-rakugaki.jpg

鹿児島県 郡山八幡神社 1559年の補修工事に際して大工が残した落書き
「けちな座主で、一度も焼酎をふるまってくれなかった」とのこと。



ヘンテコな焼酎ブームとブランド化もありましたしね。
主流に対するアンチテーゼは、私に対する抜群の「殺し文句」です(笑)。


米の味わい方、利用法のひとつとしての「試み」ってコトですが、こういうのは好きですねぇ。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。