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2019/02/03 節分祭とお参り

本日は、「節分」にして土用明け。氏神さまで「節分祭り」を御祈祷してきました。
氏神様は有名な大きな神社ではないので、じっくりと大神様の御前で神恩祈祷していただける有難さを噛みしめて参りました。


ぶろぐ せつぶん まめまき60c8738c.jpg
生田神社「節分祭り」の豆撒き
こういうのは苦手だ・・・



12月冬至、1月新暦の元旦を経て、2月3日の節分。
「節」を「分ける」という意味でも2019年の本格的な幕開け。4日が立春で、5日が旧暦の元旦。
文字通りの内憂外患。インフルなど疾病の猛威。いつ来るやもしれない天災。
そして何か犠牲が出てからでないと何も変わらない日本人。

5月には新元号。節目、変わり目、潮目etc・・・。20年先にはどうなっているのか?
そういう意味でも今年の節分の意義は大きいかと思います。


大阪・船場の旦那衆の色町遊び@恵方巻がちょっと沈静化したのは幸いでした。「伝統行事」を騙って庶民から小銭をちょろまかすだけでなく、そのために大量の食物を廃棄する前提というシステムには心が痛みます。


ぶろぐ いわしみずimg_dpp_0029.jpg
関西では「男の厄除け」で有名な「石清水八幡宮」



さて、各所で節分が行われていますね。

前厄・本厄・後厄を無事に過ごすことが出来た御礼参りである「解厄奉賽(かいやくほうさい)」。
・・・というのがあることをネットで知りましたが、ここでいきなり「カイヤクホウサイ」をお願いします!などと、ネットで聞きかじった知識を丸投げ&ドヤ顔するのはクソがつくド素人のやり方ではないかと私は思います。
神社や宮司さんによってやり方・考え方が違いますので、ここは見極めながら慎重に行きたいところ。

神社仏閣には、順序というか作法というか、その時の運というか、そういう目に見えないモノがあるので、それらを踏まえていけばわりと気持ちよく参拝できるかと思います。
ただ、やはり「昇殿参拝(≒正式参拝)」が第一義であることを理解できれば「御朱印だけ欲しい」の対応が「塩」なのも自ずと理解できるかと。



もっとも、私の場合は願意が何であれ、心中は「まず神恩感謝」であることに変わりはないのです。なので、そういう意味では「絶対にコレでなきゃダメ」という我や執着は持たないようにしております。ただ、機会やきっかけがあれば、いつもと違う祝詞や作法を目の当たりにできるかな~という欲目もありますのでチャレンジはしてみます。

ぶろぐ なりたさん べついんnewfuda4.jpg
関東は「成田山川越別院」の護摩札。
神社よりもちょっと豪華かも。


氏神さまの神職さんは「どの祝詞でも、だいたい感謝とか何とか、わりと何でも含まれてます」
「本来的には、たとえば”交通”安全守りといった方向性を定めたモノは無いんですけどね」
とおっしゃってましたので。


なので、昨年くらいから「厄明けの御礼参拝がしたい」という前振りをして、「厄除けの御礼参りの・・・」「解厄なんとかというのが・・・」「奉賽って言うのでしたっけ?」
みたいなニュアンスでで予約時に相談してみました。


なんだかんだ言っても、「仲執持(なかとりもち)」である神職さんに(やりやすいように)お任せすることが大事であると心得ております。先述しましたが、私も体裁上は「祈願・祈祷」であるものの、心中は神恩感謝のみなので、そういう意味では何でも良いのです。

神職さんもある程度考えていてくださったようで、直前になりましたが「今日は旧暦の晦日で云々・・・なので、大祓も奏上しましょうか?」とおっしゃってくれました。

そういう訳で「厄明けの御礼参り」の旨を伝えて最終的には神職さんにお任せしましたが、大神様の御前にて御礼祈祷と大祓奏上という実に手厚い御祈祷となり、言葉に尽くせぬ感激・感謝でした。
何というか、ちょっと言葉が出なかったですね。
ちと雑談が過ぎて、次の参拝客を待たせてしまった(気づかなかった)のは不覚でした。


「当たり前は当たり前ではない」という思いを再び心掛けて、これからの生きていきたいと思います。

ぶろぐ もうしこみしょ201509111158174324.jpg
祈祷申し込み書。
読みやす~い丁寧な字で書くことが大事。
そうでないと神職さんが読み間違ったり、祈祷停止するハプニングが生じる可能性がある。



「厄除け」というのは、人生におけるひとつの機会ですね。
ひとつの節目として、人生儀礼として、目に見える形にしてくれるのです。そこそこ生きてきて忘れてしまっているちょっとした緊張感を味わえて、初心を思い出させてくれる良き場でもあります。

「厄」は「役」でもあり、自分はどれほど人の役に立ったか、これからも立てるのかを自らに問いなおす時でもあります。問い直すという意味では、健康診断(人間ドック等)などにも最適な年と言えるでしょう。

日本人であればスルーするのは勿体ないと思います。



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日本には、人生の節目を「厄年」として身を慎む慣わしがあります。

また、厄年を迎えることは同時に、地域社会で一定の役割を果たすことを期待されることでもあり、神事にも関わることが多くなります。

このため、心身を清め身を慎む必要があったことから、厄年の「厄」は神事の「役」であるとのいわれるのです。

厄年は成人式や年祝いとともに大切な通過儀礼tいえます。厄年を迎えたら、神社で厄祓(やくはらえ)の祈願を受けて、清らかな心と体で、より充実した生活にいたしましょう。

-冊子「明治神宮発行、明治神宮を知る」より引用-

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忘れてました。

〇今月の奉納酒

●氏神様へ
・セトイチ 手の鳴る方へ 生もと純米吟醸原酒  瀬戸酒造店@神奈川
・セトイチ 月が綺麗ですね 純米吟醸     同上


ネーミングからチョイス。
味だけではなく、こういった洒脱な感じも含めて大神様へ奉納つかまつるワケですよ。
(多くの場合は熨斗紙で見えない)

久々に「2本縛り」で奉納。別々の酒でも良いそうで、即、お願いしました。
店主によると「6本しばり」もあることはあるそうで、私は「いつかお願いします」と言っておきました。
一升瓶×6だと10キロをはるかに超えるのでエライことになる)

●自宅神棚
・ふふふ。吟醸酒   盛岡酒造@香川県小豆島

これも雰囲気からチョイス。ちょっと春めいた感じが〇。


・ヱビスビール 中瓶
一般市販のビールらしいビールならやはり安定のこれ。あるいはプレミアム。


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