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暗殺教室 アニメ第13話の感想 [暗殺教室]

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暗殺教室 第13話「才能の時間」を見ました。
前評判通り、詰め込み過ぎの端折り過ぎ。そりゃそうです。原作の5話を1話にまとめるんだから。


新任の鷹岡先生がクラスに溶け込んでいく様子。それを横目で見る烏間先生。そして鷹岡先生の豹変に対する生徒の恐怖感。このあたりの前置き的あるいは心理的描写が省略され過ぎているのが残念です。
「LRの時間(殺し屋ロブロ)」回では、真正面から烏間先生に突撃するだけに見えたロブロがどれほどバカに見えたことか・・・。
※ロブロの論理や仕掛けた小さな罠がほとんどカットされているため



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防衛省でのやり取りと鷹岡の赴任を懸念して烏間先生に進言する部下の雀さんも残念ながら省略。
このように「異常者」として知られているのですが、教官としての実績はとても良いのです。
上としては異常であろうがなかろうが「良い兵士」に育て上げれば問題ないのでしょう。

同じ部隊出身であり、鷹岡が烏間に対して強い対抗意識を持っていることも説明不足ですね。
烏間先生は防衛省のエリートで出世頭です。
鷹岡は烏間に対して「オレはお前の眼中にも入っていなかっただろう」とつぶやきます。


暗殺教室で最近分かってきたもうひとつの「テーマ」が「見る」ことなんですね。

殺せんせーは、かつて弟子に裏切られたのですが(当時は)その理由がわかりません。
利益と畏怖を植え付けていたのに・・・と。
それに対して実験中の監察者である雪村あぐりは「見てないからですよ」と諭す。
この時は「見る」意味がわかっていないのです。しかし、人体実験を経て
身体が変化していくにも関わらず、変わらぬ視線がそこにあることに気づくという・・・。


渚は「(烏間先生に対して)これほどまっすぐに見る人は家族にもいない」、
茅野カエデも殺せんせーを襲撃する時に「気づかなかったね、最期まで」といい、
クラスに馴染もうとしない不良・寺坂も「お前の目には目的が見えていない」とイトナに指摘されます。

授業中だろうが何だろうがお構いなしにマシンガンをぶっ放し続ける自律思考固定砲台である律も、
生徒との協調を殺せんせーに諭されます。これもある意味、クラスメイトであり、暗殺の目的を
同じくする生徒たちを「見る」ということかもしれません



話を戻しますが、ギリギリ要点は押さえていて、カットできない重要な台詞はきちんと残す。教師とは何か迷いを持った烏間先生と静観する殺せんせーの教育に関するやりとり。殺せんせーの数瞬の沈黙など。
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逆に追加された鷹岡の、アニメならではの表現やアレンジは秀逸。
原作者@松井優征の得意な日常から生み出される狂気っぷりを絶妙に「手加減」。
助長しすぎず抑え過ぎず。

狂気が滲み出す「顔芸」はもちろんですが、特に、新しい時間割に文句を言う前原に対して、
鷹岡が笑顔のまま膝蹴りを食らわすシーンは見事。
ここは鷹岡の異常性が漏出し始めるターニングポイントです。
生徒の文句に明るく困った表情をしてから何気なく前原の肩に手をポンと置いて、膝蹴り。
原作のコマとコマの間を埋めるがごとく、原作ファンも納得の出来栄えです。


反面、教師赴任反対を主張する神崎さんを張っ倒すシーンは不満。
先の「修学旅行拉致事件」を経て変わった神崎さんの勇気を振り絞る様子がなく、
いきなりな感じがあります。


他にはカルマが授業不在の理由の明確化。そして、蹴られて倒れ込む前原を介抱する岡野さん、はっ倒された神崎さんに素早く駆け寄る杉野、烏間先生にベタベタの倉橋さんなど、裏設定もちょっと盛り込んでましたね。あとは単行本の挿絵のみだった(お菓子を欲しがる)殺せんせーの土下座走りなどが追加。


鷹岡先生の異常性そのものよりも、
(松井優征の描く作品はそれが当然なので織り込み済み)
それを様々なレギュレーションがかかっている中でどう表現していくかが楽しみのひとつです。

そして映画版の鷹岡先生演じる高島政伸。
「お子様や保護者」も観るであろう映画で、演じるさじ加減をかなり頑張っていたと思います。



鷹岡先生を狂信系にすると、

渚の母(ある意味、最凶でしょ・・・)
茅野カエデ
イトナ
多川心菜(脇役 共依存)  

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浅野理事長に代表される知的というか異常・異能系だと、
息子の浅野学秀
シロこと柳沢誇太郎
死神の弟子
進藤和孝(脇役 選民意識)
土屋果穂(脇役 振りかざす正義)



「闇落ちの鷹」こと(笑)復讐の鷹岡先生の襲来も楽しみです。
千速コンビ&E組とガストロの対決が早く観たいですね。



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思わず大好きな烏間先生を口走ってしまう倉橋さん

ビッチ先生の2番弟子でもあり、恋敵でもある(笑)。


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