このネタ何回やってるんですかね 人食いナマズ編
吸引型のカンディル(ラットフェイス)。
借り物の画像だが、ピンクカンディルでもなさそうで、図鑑でも専門店でも観た記憶がない模様。
YAHOO映像トピックスより
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アマゾン最強の魚はピラニアではない?!
狂暴な魚といえばピラニアを思い浮かべますが、実はピラニアと同じくアマゾン川に生息する「カンディル」というナマズの一種のほうが、よほど恐ろしいのだそう。集団で獲物の体内に侵入し吸血、そして・・・。
http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/owarai/p90f3e288f77ab520a17bfb2e9a02ad17
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はいはい。カンディルカンディル。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・・・・・飽きた。
これ、20年以上前から繰り返し繰り返し定期的に使われてきたネタである。
初出は開高健の「オーパ!」じゃないかな。
「カンディル」といっても何タイプかあって、生態も形も違う。
そして、生態・体型によってそもそも科が違ったりする。
特に危害を及ぼしそうなものは、
吸血タイプ・・・エラなどに寄生して血を吸う
吸着タイプ・・・鱗や表皮を食べる
穿孔タイプ・・・エラや小さな穴から潜るパターンと表皮からいきなりいくパターンがある。
みたいな感じにざっくりと分けられる。
ブルーカンディル
チョコレートカンディル
ブラックシャークカンディル
ピンクカンディル(ラットフェイス)
ブラウンカンディル
クリスタルキャット
表面吸着タイプ・小型で鱗喰い
底生ドジョウタイプ数種
を飼っていたが、一番難しかったのはピンクカンディル。
これはある意味、もっとも猛々しいかな~って種類。
基本的に神経質で、餌喰いは(条件次第だが)あまり良くない。
底に寝転がったまま、特に昼間は動かない。
他の魚との同居は不可。こいつが他を襲うと云うよりも神経質なので餌を喰わなくなるから。
冷凍ピンクマウスをメインに、大量のメダカ漬けで気が向いた時にいつでも食べられるようにする。
好物はドジョウ。折りたたんで飲み込んでいく凄まじい吸引力には驚いたことがある。
また、調子がいい時は死んだばかりの大きい魚を一口、二口食べることがあり、
ぽっかりと穴が空くのにはビビったことがある。
(水が汚れるのでめったにやらない)
ヘビ以上に、ハズレ個体を引くと終わりである。
ブルーカンディルは反面、始終動き回っている。
ピンクと違って何でも食べる。積極的に襲いに行くことは少ない。
ただ、頭の形や口の形が全く同じなので、水槽に手を突っ込むのは少々こわい。
集団でワーッとくるようなイメージがあるが、多数飼いすると噛みあいはしないが
なぜか弱るのが出てくる。地味に縄張り意識が強いようだ。
ペットショップにいた時、リストにこれが載っていたので
30匹くらい仕入れてくれと店長にお願いしたことがある(笑)。
さすがに断られて6匹に留まったが、その時に縄張り意識の強さを感じた。
弱った個体は他と同じように泳いでいても餌食いが異常に悪くなるのだ。
ヘコヘコと泳ぐブルーカンディル。水槽内では意外と大きくならないのが残念。
まあ、最凶は大袈裟・・・・。
これらは驚異の吸引力と鋸みたいな歯を持ち、表皮に穴を空けることができる。
海洋では、クッキーカッターとも呼ばれるダルマザメが構造的に近いかもしれない。
野生化では元気な生体に襲い掛かることは少ないと思われるが、
弱った生体や傷ついた生体に関してはピラニアよりもスイッチが入りやすいような気もする。
というより、死体に対してはウナギでも何でも、おおよその魚は行くんだけどな・・・。
よく云われる尿道や性器に潜り込むタイプだが、あれはあまり輸入されてこなかった。
来てもほとんどが関東の店に行き、その他の地域には出回らない。
私も今までで現物を見たのは2度ほどしかない。あまりに弱り過ぎていて
飼う気がしなかった。
このように輸送耐久力が弱くて、もたない。
表面吸着タイプはヒゲの無い平べったいドジョウみたいな感じ。
普段は水底にじっとしているが、上を通りかかった金魚の表面に一瞬貼り付いて鱗や表皮を食べる。
クリスタルキャットも似たようなもので、フワフワ泳いで近づいた魚のうろこやヒレをさっと掠めるように
喰う。
コロコロのアザラシみたいなブラウンカンディルがいちばん好きですかな。
また飼いたくなってきた。
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