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明治神宮と靖国神社、麻賀多神社参拝 その3

大阪を発ち、靖国神社・明治神宮を昇殿参拝し、知人と東京観光をして、
浅草のホテルに戻ったのは23時過ぎ。


ホテルでゴロゴロしながら明日の麻賀多神社へのアクセスを考えます。
麻賀多神社は千葉県成田市台方にある神社。近隣に同名の神社が複数あって少しややこしいですが、台方にあるのが総社のようです。日本版黙示録とも称され、近代の預言である「日月神事」が降ろされた場所でもあります。まさに知る人ぞ知る・・・的な神社ですが、まさか私も行く機会に恵まれるとは思いませんでした。
結局、駅からはローカルなバスで行くしかないのですが、時間の関係で帰りは歩きになりそうな感じです。それも仕方なしということで就寝して明日に供えます。


5時半ごろ起きて仕度。6時過ぎにホテルを出ます。浅草の駅周辺がよく分からなくてちょっとウロウロしました。都営浅草線がどこにあるのかが、よく分からんかったのです。ほかには、東京の場合、たくさんの路線があり過ぎる弊害なのか、乗り換え検索アプリで調べても分単位でコロコロ内容が変わってしまうのでややこしくなってしまうことがあるのです。

ぶろぐ めいじ あさくさIMG_5398.jpg
こういう案内板を見ているだけでは覚えられないので撮影しておく。


0705 都営浅草線
0719 京成押上線 青砥
0723 京成本線成田行き
0814 公津の杜

という感じで記憶してます(間違っていたらすみません)。

成田なんてどんな田舎かと思っていたらけっこう人が多いですね。
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京成線「公津の杜駅」前。
左奥にコミュニティバスが見える。


京成線「公津の杜」駅から成田市コミュニティバス 北須賀ルート(甚兵衛渡し方面)に乗り、10分足らず。
ただし、本数が1時間に1本あるかどうかレベル。830の次は1145です。
帰りも似たような感じです。なので、歩きも止む無し。
定刻から2,3分遅れでバスが到着。ほかに人はいません。
(このコミュニティバスは乗ってすぐに料金を払うタイプとは知らず・・・)


ちょっと駅から離れると途端にド田舎になりました。けっこうな山道も通り、道幅が狭いのです。交通量も多く、こんなところを帰りに歩くのは危ないなと思いながらバスに揺られて到着しました。
「麻賀多神社」です。
ぶろぐ まがたIMG_5400.jpg

境内の写真は撮っておりません。
ここはあまり撮らない方がいい神社と聞いておりましたので。
御朱印は1日と15日のみ。ですが、一人でじっくり参拝するには好都合です。

「何とも言えない」神社、です。
パワスポとかご神気とか、そういう安っぽいものではない、何とも言い難い。

ぶろぐ まがたIMG_5399.jpg
境内にはダンゴムシがたくさん。「もののけ姫」の『ししがみの森』の木霊のごとく、妙にアクティブでしたね。


で、アレです。
麻賀多神社の末社であり、奥にある「天之日津久神社(あまのひつくじんじゃ)」に参拝しようと鳥居をくぐろうとしたら。

スピ系、パワスポ、オカルト系における超重要な存在。
「へび」がいました。
ヘビとの出会いにおける、その心境をつらつらとブログに書かれておりますね、みなさま。
ちょっとした「ドラマ」ですからなぁ・・・・。

私の足元を横切るそれはたぶん「ヒバカリ」の子どもですね。20㎝あるかないか。
しかし、
『神域のそれはあまりジロジロ見てはいけない。』
『通り過ぎるまで待つ。』
・・・という感じで傍らに佇んで、スルー。通り過ぎてから鳥居をくぐって参拝いたしました。

ぶろぐ まがたIMG_5401.jpg


そして、この神社の御神木である東日本一の大杉にも参拝させてもらいました。
見事な大杉です。樹木の表面のうねりが物凄く動的な印象でした。

そこまで広くない神社ではありますが、帰りは歩きを覚悟してじっくり参拝させてもらったつもりでした。しかし、神社を出るとまだ駅に向かうバスに間に合う時刻。20分くらいしか滞在してなかった?
偶々かもしれませんが、これもまた神様のお計らいということで。

かくして帰りのコミュニティバスに乗り、予想より早い時間に公津の杜駅に戻ることが出来ました。
カロリーメイトをかじって簡単に食事しながら次の予定を立てます。


その後は神田明神、湯島聖堂、浅草寺、浅草神社を観光巡りして東京駅に戻りました。少し早めの14時到着。それにしても浅草寺の人の多さには参りましたね。思い出すだけでも疲れてきます(笑)。
東京駅で少しウロウロして簡単なお土産と社内での食べ物を購入。
「ぷらっとこだま」で4時間かけて大阪に帰りました。


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(画像は借り物です)
商売っ気ありありな神田明神。これはこれで、あり。


氏神さまと神職さんへのお土産は「洋菓子」系のもの。知人より、「寺社は、意外に洋菓子系は喜ばれる」という意見を参考にしました。もちろん、神職さんと氏神さまの二つ分を用意。


以前の「東国三社参り」とは趣を変えて靖国神社・明治神宮・麻賀多神社の三社を中心にめぐりましたが、まさかそのうち2社で昇殿参拝するとは思わず、随分とぜいたくな参拝になりました。


靖国神社、明治神宮にしても、かなり「開かれている」神社です。
それこそ右も左も分からないことはなく、随分と丁寧な対応で氏子や崇敬者でなくてもすんなり参拝できました。ただ、とても大きな神社で人手もありますから出来る事だと思います。
それを勘違いしてしまうと、地元の氏神さまや地方の小さいところ、商売っ気のないところでは
「対応が悪い」となってしまう危険性がありますね。



タグ:麻賀多神社
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明治神宮と靖国神社、麻賀多神社参拝 その2


ぶろぐ めいじ029.jpg
(画像は借り物です。)
日によっては半分以上が外人というオソロシサ・・・。


(7月末の話です。前回の続き)

(8月に入ってから妙に忙しくて、書く気力がありませんでした)
(おついたち参りはきっちりと)

靖国神社を後にして、明治神宮に向かいます。

南参道鳥居(第一鳥居)に到着すると、そこだけでもうウジャウジャ人が居ます。
それも日本人は少なく、8割以上が外国人。まぁ・・・・・春日大社、東大寺といった奈良、要するに「関西」よりはまだマシかな。外国人のお行儀が。なんとなく。

しかし、これが皆の臨んだグローバルなのか?
外国人共が日本で好き勝手することが?

私はドナルド・キーンのような、東日本大震災後に日本に帰化申請するくらいの気概のない外国人は、ぜんぜん信用していません。あれもこれも失ってからでは遅い・・・・・と言いたいと事ですが、日本人は何か痛手を、それもかなり大きな痛手を被らないと理解できない世界屈指の愚民でもありますから、仕方ないです。

カタコトが「純朴な外国人」を想起させるんでしょうかね?



気を取り直して明治神宮の本殿まで向かいます。人混みの中、たった一人、スーツでテクテク歩いています。
たしかに広い。伊勢神宮にも匹敵するかもしれませんね。それにしても大都会・東京にこんな森があるとは、関西人の私には信じられません。第二鳥居をくぐるところまできても、「インスタ映え」狙いは減りません。どこも撮影ばかり。

ここが初詣参拝客300万人を擁する明治神宮ですか・・・!
という感慨もありつつ、外拝殿にて略式参拝。
撮影をしようとする外国人を止めるのに警備員さんも大変ですね。

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以前の令和元年5月の6時間超待つ行列。
私はこの道を通っているという感慨があったりなかったり。



東神門の脇にある休憩所で上着を脱いでちょっと小休止し、これからの行動予定を考えていました。しばらくして近くに外国人が座ったと思いきや、ドヤドヤと仲間が集まって占拠状態。私もたまらず逃げ出しました。
周りに配慮するというのは外国人にはあまり無い考えですから仕方ありません。
(白人系でしたけどね)


ここのおみくじは「大御心(おおみごころ)」といい、内容が明治天皇・皇后両陛下の詠まれた歌なのです。単純に吉凶を占うものではなく、またその内容に一喜一憂するものではありません。おみくじであっておみくじでなし。普通はおみくじを引きませんが明治神宮のモノだけは引いてみたかったんですよ。

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神楽殿。現代的と言えば現代的。


引こうかと思った矢先に目に入ってきたのが神楽殿。
随分と綺麗な建物で、こちらで祈祷や御朱印を受け付けているとのこと。
少し迷いましたが、せっかくスーツで来ているし、知人も少し遅れるとのことでしたし、思い切って神恩の祈祷をお願いすることにしました。

ぶろぐ めいじじんぐうdef1944a-s.png
願意一覧。気になるのは「昇殿参拝」。聞いておけばよかったです。


神楽殿ではスーツを着たお二人の案内の人が居まして、御朱印でもない祈祷でもない、フラフラと入って来る「迷子」(笑)を追い返すのに忙しそうでした。
申込用紙に「神恩感謝」と記入し、受付に提出します(明治神宮では神恩報賽と区分)。少し上がったところの、大変綺麗な待ち合いで腰かけてしばし待機。その間に数人が来ましたが、またもやスーツは私だけ。


神前における気遣いとはいったい・・・・・とこちらの気持ちが揺らいでくる。


そのうち呼び出しがあり、脇の扉から中の願主席(祈祷殿)に入室します。
ちょっとした緊張もあり、160畳の広さもあまり目に入りません。ガイドに従って、式が進んでいきます。
明治神宮では願主に配られる「祈願御幣」を用いて我々も祈りを捧げます。
生演奏の神楽舞もあるので、とても有難いことです。

たまたまなのか、そういう流れなのか、修祓や鈴などを受ける時「ご低頭ください」ではなく「お受けください」と神職さんが言うのですが、いつものクセで私だけが頭を下げてしまっていたコトも。

式が終われば撤下品と直会(御神酒)を頂いて終了。別に何と云う事はありません。
絶対に神恩祈祷(昇殿参拝)をしなければならないということもありませんので、略式参拝で満足できなかった欲目かもしれません。それでも(どういう形であれ)昇殿させてもらえると参拝した感じがありますね。

※明治神宮では本殿に参拝できる「正式参拝」は正月などの期間限定か、あるいは崇敬会の会員のみのようです。「願意」にある昇殿参拝とはどういう形式なのか、聞けばよかったです。予想では、神楽殿で玉串奉奠がある参拝ではないかと思われます。昇殿参拝の玉串料は¥10000と予想しています。



御朱印を頂こうかなと思いましたが、スーツ着用で祈祷に来ているのに御朱印をもらいに行くというのもちょっとミーハー感がでて「ヤだな」と思ってしまったので、スルー。


あとはお楽しみのおみくじ「大御心」です。
結果は「沈黙」でした。

すぎたるは 及ばざりけりかりそめの 言葉もあだに ちらさざらなむ

                                        昭憲皇后御歌

とうぜん「言葉遣いに気を付ける」「沈黙は金 雄弁は銀」でしょうが、自分の心境に照らし合わせて考えると、周りにはもちろんですが、己に対しても、「沈黙」し「静観」するということなのでしょうか。
心の声もあります。また、実際の言葉だけではなく、思い悩み、心配事、不安、不満etc・・・そういった自我の声を出さず、心の沈黙を守る必要があるのかもしれません。

慌てず騒がず、時間の流れ(に対して我が心をざわつかせず)を観る努力という受け取り方も出来ます。

昭憲皇后陛下のイメージと違って、ちょっと厳しいという印象をうける御歌ですね。だからこそとても有難いと思っています。



参拝後は知人と合流し、私の希望で「東京大神宮」へ向かいました。
ここはもう「観光」です。うわさの縁結び特化型。スピリチュアルなパワースポットを垣間見ようという魂胆です。悪い言い方をすれば「スピ系の巣窟」とも聞き及んでおりますので、どうしても野次馬根性が出てきますね。

着いてみれば画像からの印象とは違って、随分とこじんまりしたところでした。伊勢神宮の分祀と聞いていたのでもう少し大きいのだと思ってました。規模のわりに人の密度はとても高い。けっこうガチめな人が来てますね。女性がとても多いです。もちろんスーツはまたしても私ひとり。


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スーツ姿でこれを引きに行くという果てしない苦行・・・はしておりません。



ここではとうとう周囲の視線や雰囲気に屈しまして、”行列参拝”してしまいました。

※行列参拝
きちんと拝殿前に並んで順番をまってから参拝する謎の習慣。
賽銭箱の前、つまり真正面だとお願い事を聞き届けてもらえるという欲目の顕れではないかと。


賑やかでこじんまりとしていて明るくて、けっこういいところだと思います。さすが明治天皇の命で創建された伊勢神宮の分祀です。
(ということは、「個人的な願意」はどうなの?となるのですが・・・?)
賽銭箱前の略式参拝は時期によっては大行列も珍しくないようですが、そんな時でも祈祷だと割と早く済むみたいです。祈祷を受ければいいのに。



その後は花園神社に行ったり、新宿伊勢丹でお土産を買ったり、あちこちをウロウロして知人との久しぶりの時間を過ごしました。

それにしても新宿伊勢丹は別世界でしたねぇ・・・・・。



遅くにホテルに戻って、明日は千葉県成田市の麻賀多神社です。

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明治神宮と靖国神社、麻賀多神社参拝 その1


ぶろぐ めいじじんぐうmeijijingumap.jpg
明治神宮は広かった・・・。



7月度の「おついたち参り」を書くのを先延ばしにしていたらこの有様。

月次祭からの神恩感謝奉納祈祷でしたが、終わってから神職さんよりお知らせがありました。

正宮司になったこと。
今までは他の大きな神社と掛け持ちでしたが、こちらの正式な宮司になったこと。

毎月1日早朝の「献湯神事」を宮司として取り仕切り、月次祭も続けて執り行いたいとのこと。
(なので、今までの月次祭参列→神恩祈祷は続けて出来なくなるのは申し訳ない、と。)

ぶろぐ けんとうさいkentousai2.jpg
献湯祭(献湯神事)。
神社によっていろいろ。氏神さまのところは毎月やっている。


御目出度い事なので、言葉足らずではありましたが心よりお祝い申し上げました。
宮司になって、より多くの人に氏神さまに参列してもらいたいというお気持ちを感じました。


さて、月末。
靖国神社と明治神宮。そして噂の麻賀多神社(千葉県成田市)参拝を計画。知人と会う約束もし、何年かぶりに上京しました。


靖国神社の何がスゴイか。
昇殿参拝が「お気持ち二千円」から出来てしまう有難さ。
英霊を顕彰するために、多くの人に参拝してもらいたいというコトでしょうかね。

靖国神社は明治2年(1869)6月29日、明治天皇の思し召しによって建てられた「招魂社」がはじまりです。
明治天皇の、
「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」
という御製(ぎょせい:お詠みになられた歌)からも分かるように、国のために散っていった御霊を慰め、その事績を後世に伝えること」が目的です。


「死人に鞭打つ」習俗の強い大陸や半島には理解しがたい事だとは思います。
天皇陛下や総理大臣が参拝できない理由は多々あるのでしょう。だからこそ我々一般庶民が率先して参拝し、祖霊を顕彰する必要があると感じています。



ただ。

これは神職さんも苦笑いしてましたが、靖国神社のイメージ・・・「護国神社」系のイメージがなぁ・・・ちょっと行きにくいですよね。ビラ配り、黒い服、いかついクルマ・・・何だかなぁ、と。


「ぷらっとこだま」で4時間と30分かけて靖国神社に到着。
思ったより普通でした。

というより、広い境内にスーツが私ひとり。しかもフォーマル。

「あっれぇぇ・・・?」


昇殿参拝に至っては、他の人たちが平服どころか「普段着」。
(若い人たちだったんで仕方ないです)

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「あっれれぇええええぇぇえええ???!」(冷汗)

私ひとりだけがガチガチのガチ勢。

参集殿で受付を済ませて、胸に参拝証明のシールを張り付けて奥の待合で待ちます。
特に戦没者・祖先の名前を書かなくても良いようで、その場合は広く神恩感謝になるみたいですね。


ちょっと調べましたが、午後2時ごろには何か神事があるのでそこそこ待つことがある。
団体にかち合ったら待たねばならない。
そんな感じだったので明治神宮に先駆けて午前中に参拝しました。


鏡を見ながらネクタイを直しているとすぐさまお呼びがかかりました。同席するのはさきほどのそこそこ若い集団。

あとは他の神社でも大して変わらない順序で進行します。手水で身を清めた後、神職の後ろに続いて回廊をしずしず歩く。修祓(お祓い)を受け、その後階段を上って昇殿。

祭壇には木彫りの枠にはまった大鏡があります。湊川神社、大阪護国神社と並ぶ、戦前の研磨技術による大鏡だそうです。
その上に明治天皇の御製の額が掲げられています。

“ 我國の 為をつくせる 人々の 名もむさし野に とむる玉かき ”



おおよその手順は同じ。しかし、最後に「黙とう」があったのが印象的でした。
本殿から下がって回廊で盃にはいったお神酒(直会)を本殿に向かって飲み干し、待合室で「撤下品」を受け取ります。参集殿を出て終了。

後から思い出したのですが、たしか本殿に移動する途中に「鎮霊社」というのがあったようなのですが、すっかり失念していました。国内外問わず、戦争や事変で亡くなった人々を慰霊する社だそうです。

当たり前ですが、やはり昇殿参拝は緊張します。もちろん良い意味での緊張で、厳かさや畏れ多さ、自省、感謝・・・そういった様々な思いや雰囲気の中で過ごすひと時は最高の「祓い」かもしれません。
もちろん「個人の願意」がないことがお約束ですが。



靖国神社は、一般的な土地神や精霊を祀る神社ではなく、それでいて天満宮や東照宮とは異なる新しいタイプの「人を祀る神社」であり、「湊川神社」と兄弟的存在と言われています。Wikiからですが、なかなか面白いですね。

さて、撤下品の中には遊就館の割引券がありますが、ここはまともに観ていると90分は軽くかかるので、泣く泣く省略。御朱印もちょっと並んでいるし、ましてスーツで行くのもなぁ・・・・ということでこちらも省略。昇殿参拝しただけで十分です。

少しばかり境内を散策して、明治神宮に向かいます。




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はた迷惑な趣味 ”登山”

スリルがあるものほど、面白い。



母亡くした悔しさ消えず「安全対策徹底を」トムラウシ山遭難、16日で10年

2009年7月に北海道・大雪山系トムラウシ山(2141メートル)でツアー客ら8人が死亡した遭難事故から16日で10年。夏山遭難では最悪規模とされる事故で母の竹内多美子さん(当時69歳)を亡くした愛知県日進市の会社員、鈴木美紀さん(50)は時を重ねても消えない悔しさに、「ツアー会社は利益だけを追求せず、安全対策の徹底を忘れないでほしい」と訴える。

https://mainichi.jp/articles/20190714/k00/00m/040/168000c


遺族の気持ちを無視しているかもしれませんが、この場合、「悔しい」と云うのはお門違いと思います。
とにもかくにも「他の責任にしたい」。そういう気持ちが溢れています。
山が悪い、ツアー会社が悪い・・・。気持ちは分からないでもないですが、山だけは、さらに言うなら「自然」相手はどうしようもないです。
それも自然災害に巻き込まれたとかではなくて、あくまでも趣味で山に入ったのですから。
ツアー会社を介そうが、単独で入ろうが、山に入るという事は「死」が隣にあるのです。
命にかかわる場所なのです。
電話1つで助かるかもしれないという甘えが性根を腐らせ、目を曇らせます。
まして、頭も固くてわがままになってきている高齢者には無理な趣味だと思いますけどね。


でも、山に登った「本人」はそれを自覚できても残された遺族にはそれを自覚できることは難しいと思います。
そういう意味でも登山は「はた迷惑な趣味」です。



山に登る。
大自然を踏み荒らさねば感じられない「神の雰囲気」・・・というのも愚行極まりない。
趣味で登山が出来る当たり前の幸せに気付けたのだろうか。




大神神社の「三輪山登拝」も正直なところ、禁止した方がイイと思うんですけどね。
受付の対応が悪いとか不愛想とか言われますが、遊びじゃないんですよ、あそこは。
それほどの真剣さがないと登るべきではないです。
あとは覚悟ですね。最悪死ぬかもしれないし、何か怒りを買って災禍が起こるか・・・。

パワースポットでも何でもないです。

私も昔は登っていましたが、もう登らなくなりました。
畏れ多くて・・・。


白山も富士山もそうです。
敬意を持って登山しているのでしょうか。

白山は、畏れ多くもいずれ登拝したいと希望していますが、その時はどうなることやら・・・です。

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「からくりサーカス」 女性性の戯画化であるディアマンティーナ

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アニメ「からくりサーカス」が終わって2週間ほど経ちました。

意見は様々でしたが、私は「上出来」としておきます。「名場面の切り取り」だけでしかなかったかもしれませんが、それだけでも十分に見る価値はあると思います。

モンサンミッシェルにおける「ナイアと勝」のやり取りは最高でした。
「O」とその本体たちの作画レベルが(悪い意味で)ヤバかったですが、ナイアの声優さんの奮闘で『死の恐怖から逃げた果ての人間』の惨めさを表現できたと思います。

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「コロンビーヌの最期」の出来はもちろんです。
感動的なシーンではありながら、人形とはいえ、少女の生首を抱いて泣いているという、ある意味において不気味さもある場面。藤田テイストを遺憾なく発揮できました。

「パンタローネとハーレクイン」も満足でした。

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さて、あまり取り沙汰されることのないディアマンティーナ。
特に最終話においては傑出した「異常な出来の作画レベル」でした。

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もともと(ネットの拾い読みですが)ディアマンティーナは作画の平均レベルが安定し、作画崩壊していない数少ないキャラと言われています。もっとも、登場回数も時間も少なめですからそれは当然かもしれません。

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最終話。
フェイスレスが持ち出した「パーフェクト・あるるかん(仮称)」の作画がもうトホホなレベルだったんですが、この時にすでに予感しておりました(苦笑)。


「・・・思い切って”ディアマンティーナ”に全振りしたに違いない・・・」

そしてディアマンティーナが登場。
最終局面においてフェイスレスにとっての「最大にして最高の皮肉」となる場面では、作画が恐ろしいほどに高まっていき、フヂタのテイストを生かした、アニメならではの作画演出でディアマンティーナを描き切ったと思います。
作画がクライマックスにむけてドンドンドンドン密度を増していく様は観ていて鳥肌モノでした。

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人形とはいえ、愛に狂った、キ〇ガイじみた貌。
フェイスレスに解体され、パーツが崩れていくグロテスクなシーン、
これ以上ないほど、です。
作画班の奮闘ぶりは本当に素晴らしいの一言です。

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『・・・私のこと、愛してる?』

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『でもね、本当はこう言って欲しいのよ。エレオノールよりも愛してるって!』 『いやいや、それよりエレオノールの元となったフランシーヌよりも愛してるって、言ってぇ??」

この作画レベルで顔が動くのですから、ものすごいインパクトがあります。



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表情を変えずに見つめているフェイスレス。
密度の濃いディアマンティーナの作画とは対照的に空虚な感じの作画が、「最大の皮肉」を味わっているフェイスレスの心境をよく表している。


「・・・さすがは僕が作ったオートマータだな。でもね。僕が別の人を愛する自由だってあるんだよッ!!」

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『フェイスレス様ぁ!! 酷い、こんなに、愛してるのに・・・!!』
『愛シテ、クレナイ、ナンテ・・・・・・』

分解されながらもナイフを拾い、フェイスレスに突き立てます。

愛が手に入らないと分かると、その相手を殺そうとします。
フェイスレスがやったこととまったく同じことを再現します。

ただ、勝とのやり取りとディアマンティーナの台詞から、すべてを理解したのか、

「・・・仕方ないだろう?」

と返答するのです。


以下はディアマンティーナに対するひとつの感想ですが、上手くまとまらなかったので、流して読んでください。

フェイスレスが作った最後の人形である「最後の四人」には、それぞれフェイスレスの性質が盛り込まれています。ディアマンティーナは仮にも女性型人形であり、「最古の四人」のコロンビーヌと対になるように、とは思いますが、それだけではないと思います。


ディアマンティーナの最大の特徴のひとつに、
「”くまちゃん”を生み出して、使役する」ことがあります。
通常のくまちゃん、爆弾くまちゃん、透明な巨大くまちゃん等があります。

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それらはディアマンティーナがスカートを少し捲り上げるとボタボタと落ちてきます。
スカートをめくり上げると、そこから生まれてくる。
フェイスレスは何を思って、これ以上ない「女性」性をディアマンティーナに盛り込んだのでしょうか。


ディアマンティーナはゴスロリ調の後期型コロンビーヌと類型の子供型ボディで製造されています。
子供型ボディであるにもかかわらず、その能力はくまちゃんを生み出してそれを武器にします。

おのれの美貌のために「生き血のお風呂」に入るという冷酷さ。
嫉妬深さ。
コロンビーヌに対して「旧式のクセに」と侮りつつも、作られてからの時間の浅さにコンプレックス。

そしてフェイスレスにどうインプットされたか分からない「愛」とやらに盲目的であり・・・。

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スカートを捲り上げる仕草は女性性器を見せる暗喩であり、その中にあるモノは、言葉を借りるのならば、
『男性社会を堕落へと導く「地獄の口」、あるいは生命と豊穣を司る「天国の門」』。

女性性器は本来、生命を生み出す神聖で畏れ多い存在ということで古代から洋の東西を問わず、それらは神聖視され、それが年代を重ねると女性の性器や性欲は汚らわしいとか堕落の象徴とされるようになります。

フェイスレスは好きな女性の代替品として最高クラスの人形である「フランシーヌ人形」を作っています。だが、それは「笑わない」という理由で放棄。「ダッチワイフ」(性の対象)にすらなりえませんでした。
作品中でもフェイスレスは女性型人形をあまり作りません。

フランシーヌ人形(実在の女性がモデル・高性能)
コロンビーヌ初期型(道化として製造。後にフランシーヌ人形に意識を与えられる)
****
アプ・チャー (大人の女性型・真夜中のサーカス工房製?)
ヘア・ツイスター (同上)
****
コロンビーヌ後期型(初期型を改造・ゴスロリ)
ディアマンティーナ(久々のお手製・ゴスロリ)
フランシーヌ人形2(大人の女性型・量産タイプのおもちゃ)


コロンビーヌは大人の女性からゴスロリ人形に。そして同型のディアマンティーナを作り、それには様々な「女性性」を盛り込みました。幼女に子供を産ませるという悪趣味。

ディアマンティーナには、これ以上ないほどの女性性のカリカチュアライズ(戯画化)がなされていると思います。それも結構な悪意をもって。

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フェイスレスの名言のひとつ「Dreams come true」。
少年誌とは思えない(笑)。


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ディアマンティーナに敗れ、破壊されたコロンビーヌの手。
後にフェイスレスに分解され、同じような目に遭うディアマンティーナ。
ディアマンティーナはこんな風になってしまった手でナイフを拾い、造物主(フェイスレス)を刺すのです。





私としては、アニメ「からくりサーカス」を堪能出来て良かったです。
もっと多くの人に原作を読んでもらいたいですね。
前半はあんまりオモシロクナイですけど(笑)。


あとはコロンビーヌとディアマンティーナ、あるいは「最古の四人」と「最古の四人」を立体化待ち。
高くて買えないだろうけど(苦笑)。


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白山比咩神社と平泉寺白山神社

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今月のおついたち参りは正式参拝ではありませんでしたが、御厚意で昇殿させてもらい、有り難くも神前にて白山比咩神社と平泉寺白山神社の参拝の報告もできました。

「白山信仰は独特なものですからね」と神職さん。
「まさに神仏習合の何たるか、でしたね」とわたし。

神職さん「平泉寺とは、それにしてもなかなか”通”なところに行きましたね」




という訳で、5月の末の事でしたがと白山比咩神社と平泉寺白山神社に参拝してきました。

「恋の白山さん」で有名な白山比咩神社2年ぶり二回目ですが、平泉寺白山神社は初めてです。
白山信仰の、神仏習合の名残の強い聖地として名高いと聞いておりました。

大阪発金沢行きの日帰り切符+レンタカーという組み合わせでした。

大阪発→金沢駅着→駅近くのレンタカー
→白山ひめ神社→平泉寺白山神社→金沢駅→大阪駅

という流れです。

基本的にレンタカー車載のナビ通りで問題なく行けます。ただ、金沢市内のガソリンスタンドのおそろしく少ない事には驚きました。市内で探すのは止めた方がよいとレンタカーの人。金沢市郊外の方がまだありますよ、と。

もちろん、スーツでございます。


金沢駅から白山ひめ神社まではのんびり走ってもおよそ1時間足らず。
ナビだと裏側の駐車場に行ってしまったので、そこからまた表参道の方に移動しました。
やはりここの参道をきっちり歩まねばならんのです。


駐車場のトイレで身なりを整えて鳥居をくぐりました。
ここはやはり「表参道」。そこそこの傾斜もさることながら、何と言ってもその雰囲気。
黙して登るのが吉。
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これはやはり撮ってしまう・・・。

前回よりも人は少なく、神恩祈祷は私ひとりという贅沢さ。
ここは金五千円のお納めからですが、巫女舞と玉串奉奠ありなので実に有難い。
撤下品にも御神酒が付いてくるという。

わたし「あそこは、こちらが(神職さんの元へ)玉串を取りに行く形式でしたね」
神職さん「戸惑いませんか?」
わたし「少しばかり(笑)。」


再びクルマに乗りこんで、一路、平泉寺白山神社を目指します。
白山比咩神社近くには元宮の水戸明神、金劔宮や一向一揆の鳥越城跡があったりしますが残念ながら立ち寄る時間はありません。

手取川ダムを横目に、トンネルと坂の繰り返しでちょっと大変でした。ライトをつけたりサングラスを外したり急カーブがあったり、のんびり風景を楽しんでドライブという感じでもありません。

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白山比咩神社からおよそ1時間半~2時間弱で平泉寺白山神社の駐車場に到着しました。2か所ほどあるみたいですが、私が停めたのは池のある方です。しっかり整備された駐車場でなんだか思っていたのと違っていて拍子抜けでしたが、少し歩けば「精進坂」。
参道が目の前に広がっていました。

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一の鳥居をくぐれば、そこは神域。伊勢神宮とはまた違った厳かな雰囲気で、撮影する気もなくなってしまいました。撮影など、実に畏れ多い・・・。ここは伊勢神宮とはまた異なる「聖地」でしたね。
とうぜんスーツ姿ですが、スーツで来て良かったです。


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ここが「精進坂」

精進坂を静々と登り、清浄なる水をたたえた「御手洗池」を拝観。二の鳥居をくぐって拝殿。そこで参拝をしてから、さらに本社に参拝。実に厳かな空間でありまして、日本と日本人にとって子々孫々に残すべき「宝」のような場所としか言いようがありません。


本社より奥の「三の宮」「楠木正成の墓」を訪れようと思いましたが、意外にハードな坂道であることと、オオスズメバチが私の前を横切ったため、思いとどまりました。神域におけるオオスズメバチの重低音の羽音は「祓い」となるようですが、同時に侵入者・不心得者を阻む眷属神の側面があるようです。


今回は何となく遠慮させてもらいました。

その後は「南谷発掘現地」で中世の石畳の上を歩き、往時の平泉寺白山神社に思いをはせました。

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こういう味わいは、昔は出来なかったですね・・・


広いので、じっくりあちこち見るには一日かかりそうです。


発掘地から拝殿に戻る時に一匹のヘビを見かけました。
実は神社仏閣で見かけるのは初めてのことです。
「あまりジロジロ見つめてはいけない」と耳にしたことがあるので撮影などもってのほか。ちらっと横目で見て遠慮がちに横を通り抜けていきました。ヘビもそそくさと茂みに入っていきます。

確実にシマヘビ、マムシではありません。動きがアオダイショウっぽくもない。
ひょっとしたら、ヤマカガシの褐色型か青色型じゃないかな?と。


まー、よくあるブログのパターンでは「神様のお使いで大騒ぎ!」の巻ですが、それはそれ。
実に「有難いこと」として受け止める一方、生き物の種類の方が気になってしまうので大騒ぎするコトはありません。スピ系というか、その手の人だと庭にヘビが出た日なんて「どうしましょったらどうしましょ」なんで、正直、可笑しくて堪らんのですが。


たとえば、「ヘビ」という大きな括りで何でもかんでも「驚き屋さん」になるのではなく、生き物の種類と特徴を知っておく方が、本当に未知の生き物、精霊や眷属神の顕現に万が一、出会えた時の感動と感謝が大いに増すと思うんですけどね。

「こいつ・・・・・・・・・ちょっと違う!」なんて感じで。
もちろんその場合は不敬が無いように注意せねばならんのですが。


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案内板  けっこう広いので散策するには記録必須です。

話を戻します。
再び拝殿にて帰還の御挨拶をし、社務所に立ち寄りました。
御朱印と神札を受け、ほんの僅かばかりで恥ずかしかったのですが寄付もさせてもらいました。
野良猫が社務所に入ろうとするのを私が抑えながらお話を伺うという有様で(笑)。
宮司さんはおられず、奥様が対応してくださいました。

氏神様のところの神職さんも知っているくらい、ここの代々の宮司を務めている「平泉家」はその道では有名です。


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細かいところまでじっくり観るなら一日かかりますね。



15時前にはここを発ち、帰りは1時間半くらいで金沢に戻ることが出来ました。
(ガソリンスタンドを探して補給している時間は含まず)

金沢駅でお土産を購入して、無事に帰宅と相成りました。


金沢に行って、そこからまた戻って福井に行くという少々強引な行程でしたが、お陰様で無事に完遂できたことを嬉しく思います。


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伊勢神宮の御朱印は努力が足りてない

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〇伊勢神宮はもともと「個人の参拝を想定していない聖地」。



天皇の皇女である倭姫(やまとひめ)が、国家安泰・日本の繁栄・世界平和を祈念する「だけ」の場所のために「発見された聖地」であり、個人参拝と関係のない公的な場所。



ぶろぐ やまとひめ じゅんこう16072301011.jpg


そもそも一般的な神社における拝殿スペースがなく、正殿のみ。

一般人や僧侶の参拝が禁止されていた時代も長く、
西行法師(1118~1190。平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人)
「何事のおわしますをば知らねども  かたじけなさに涙こぼるる」

西行法師も宇治橋を渡ることなく、五十鈴川の対岸から詠んだこの歌は有名です。



江戸時代は一生に一度、伊勢神宮に何とか参拝することが日本人の夢でした。
一般人は藩を出ることも関所があり簡単には許されず、「伊勢神宮参拝」だということで特別に許可をされていたのです。


明治天皇が二千年の歴史のある伊勢神宮を個人にも開放。個人からの寄付や祈願も受け付けるようになります。

ぶろぐ いせ しょみんsrc_10793993.jpg
平成後半になると、サンダルでもベビーカーでも何でもOK!


そして明治・大正・昭和・平成・・・・・2度の世界大戦と幾多の大震災や災害を経て、令和元年。



一般女性「伊勢神宮の御朱印はシンプルで努力が足りてない!」


一般女性(昭和or平成生まれ。職業不詳。趣味・御朱印集め)
「達筆で書かれた神社名も有難い言葉もイラストもカラフルな印を散りばめていることもなく、「奉拝」の字すらない。伊勢神宮は努力が足りないのではないか?」

「伊勢神宮は格式と知名度にアグラをかいているのではないか」

「これではスタンプラリーと同じではないか」


ぶろぐ やまとひめ76bb1f5af0964726836a0ba5442dde46.jpg

「慎みて 怠ることなかれ」
倭姫が甥である倭健命に草薙剣を授けた時に贈った言葉


その2千年後、一般女性が
「御朱印を怠っているんじゃないンですか?」


**********************

「伊勢神宮の御朱印はシンプルで努力が足りてない」

先のブログにも書きましたが、あまりのパワーワードについつい(苦笑)。
一般庶民が伊勢神宮をこのように悪しざまにする時代が訪れてしまいましたね。
ディズニーのアトラクション感覚です。

少なくとも江戸後半~平成前半において伊勢神宮に参拝した人間全員を敵に回した観すらあります(笑)。



子孫の、あまりの無教養さと能天気ぶりに祖霊一同は泣いて天照大神に謝罪しているんじゃないでしょうか(爆)。



ただ、御朱印を集めるように誘導する内容の本やメディアが多いのも事実で、それに乗っかる寺社も少なくありません。かっこいい系、かわいい系のを取り上げて紹介したり、限定で煽ったり。

もし私がどこかの氏子や檀家だったら「格式」を求めたいので、「お絵かき御朱印」は勘弁してもらいたいです。


双方に節度が必要だとは思います。






いずれにせよ、日本国民が「お花畑」過ぎて先行きが不安になりますね。


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令和元年5月1日 践祚改元奉告祭

三種の神器のひとつ、「草薙剣」。
またの名を「天叢雲剣」。八岐大蛇の尻尾から出てきたことで知られています。

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日本書紀、神代紀上第八段本文の注には「ある書がいうに、元の名は天叢雲剣。大蛇の居る上に常に雲気(くも)が掛かっていたため、かく名づけたか。日本武皇子に至りて、名を改めて草薙劒と曰ふといふ」とある

Wikipedia「天叢雲剣」より抜粋

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このように大蛇は常に雲気をまとっていたと言いますので、5/1の雨天も剣が呼び寄せたのではないでしょうか?・・・・とネット上ではささやかれていましたが、なかなか興味深い話ですね。

さんしゅのじんぎ 稲田智宏 三種の神器より.jpg


氏神さまのところで、
『令和元年5月1日 践祚改元奉告祭』(月次祭と併せて斎行)
に参列しつつ、
その後に「皇室弥栄・神恩感謝」の奉納をしてまいりました。
この日ばかりは白ネクタイ。奉納酒は二本結びの一升瓶。


吉祥の雨の中、この上ないひと時を過ごさせていただきました。
大神様の御前に私ひとり、宮司さんひとり、という贅沢・・・。


ほんとうに「すめらみこといやさか」です。
「天皇陛下万歳」は、何だか漢語・漢籍の雰囲気があるから、ちょっとイヤだなと感じてきた今日この頃です。


ぶろぐ おついたち いめーじ01.jpg
あくまでもイメージ図です。(画像は借り物です)



どこもかしこも大騒ぎだった令和元年の5月1日。

集まって、騒ぐ。記念々々と群がる。
大阪の道頓堀では飛び込む莫迦がまた現れたようです。ややもすれば乱痴気騒ぎな日本列島のお祭ムードは、変化や新規に対する「不安」の裏返しとも思えます。不安を打ち消すための騒乱。

愚かしいとは思いますが、私も道頓堀に飛び込む莫迦とはそう違わないと感じました。
まさに紙一重です。
莫迦は道頓堀に飛び込み、私は大神様の御前に座る。めったにない機会とばかりに、「神仏を尊べど頼まない」スタンスであるつもりですが、心の底では不安と懸念が渦巻いていることは隠しきれません。大神様の御前に座ることは「鏡」の前に座ることと同じ。喜びを見せれば喜びが、不安をぶつければ不安が返って来るのです。

ぶろぐ しんがじがa14b879f.png


新しい時代に際しての不安、変わることへの懸念は周囲や時代が悪いのではなく、あくまでも自分の想像上の産物に過ぎない事。それは「独りよがり」であることを踏まえつつ、自分を見つめなおして(静観して)、これからも歩んでいきたいと思います。

・・・的なことを締めの回答といたしました。



撤下品でまた破魔矢を頂きました。
「新年祈祷分」「解厄御礼参り分」と合わせて『これで毛利家の”3本の矢”ですね~』と軽口しつつ談笑。平成最後の4/30は「20人近く御朱印の人が来ましたよ」と神職さん。「ここで?」と言ってしまうのは失礼ですが、町の氏神さまでそれだけ来るのはすごいですね。


当然、5/1もまだ祈祷や御朱印が控えているようで、お忙しい限り。慣れているとはいえ、基本一人なので大変かと思います。


この後、いつものようにお寺にも行って参拝。こちらの方は特に大きな変りもなく。

一息入れてから「住吉大社」にも足を運びました。Twitterで事前に調べてましたが、予想に違わぬ人の混みよう。御朱印は平均2時間待ち。御朱印に用事がないので文字通りの高みの見物です。
第四本宮前の行列は謎。行列とは別の場所で参拝するのもちょっと視線が痛いレベルで並んでいます。
参拝行列は本当に解りませんね。

スーツで、しかも白ネクタイなんてこれだけ人が居て私ひとりですから、さぞかし目立っただろうと思います(笑)。


一生懸命行列に並んで、簡易参拝で必死で頼む割には、
・鳥居での礼や手水など、最低限の作法ができない
・小銭。語呂合わせだけは人一倍。
・よくて普段着。下手すりゃ部屋着一歩手前。
・ローリスクでハイリターンな投資感覚。あるいは「おもらいさん」体質。




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この日、明治神宮では御朱印9時間待ち。各地の一ノ宮クラスでも2~3時間待ちは当たり前。
御朱印というものが認知され、それにともない神社仏閣に対する興味を持ってもらうのは良い事なのですが、一歩間違うと「モノ・カネ」「ゲンテイ・キネン」に終始してしまうような危険性もありますね。

目に見えるご利益をお金で頂く。

本来の意義からは遠く、良くて御蔭信仰。悪くて拝物、拝金主義。
もっとも、御札とかサインとか、こういった目に見えるモノは大好きですからね。


さらには、

(神宮のシンプルな御朱印に対して)
「カラフルなものやイラストなど、趣向を凝らしたものこそが御朱印。それなのにただのハンコと日付だけしか記してくれないのでは単なるスタンプラリーじゃないか」といった意見もあるようです。


御朱印集めする女性の「伊勢神宮の御朱印は努力が足りない。まるでスタンプラリー」に対して権禰宜が本来の意図を伝えて誤解を解く展開へ
https://togetter.com/li/1344432

昨今の御朱印状況を鑑み、参拝側だけではなく寺社側にも歯止めをかけないと、
「各々の神社仏閣の名を貶め、更には神仏の尊厳をも毀損することとなりそうです。」と締めくくっておられます。


「伊勢神宮の御朱印は云々」などと無知無教養も甚だしいというところですが、さすがに神職さんがそれをやんわり嗜めておられます。





〇今月の奉納酒

・玉旭 豊穣純米酒 山吹  玉旭酒造@富山

・金嶽 奈良うるはし 純米酒 倉本酒造@奈良


1800ml、2本は大変重量がありました。
もし驚愕の「6本結び」をやる時は絶対に予約をいれてくださいと酒屋さん。



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2019年4月のおついたちと御朱印のウエイト

遅れながらのおついたち。
行ったのは4/8で「灌仏会」。お釈迦様の誕生日です。
「花祭り」ともいいますが、これはまだまだ商業化イベントされてませんね。される必要も無いですが、

ぶろぐ はなまつり800__aahana640480.jpg
言っているのは吉本新喜劇の芸人・小藪くらいですね。
「お釈迦さんの誕生日やぞ!」

神恩祈祷も昇殿参拝も予定の無い月でしたが、御厚意で昇殿させていただき、有り難くも神前にて参拝することが出来ました。その後は雑談させていただき、先月に伊勢に参拝した話などをさせてもらいました。

他には年号が変わったこと、月末の退位の礼と来月の即位の礼などなど。


御朱印の話にもなりましたが、神職さんが
「ここみたいな大きくも有名でもない神社に来て(御朱印もらって)どうするのかな?」と。

「まぁマニアというのは得てしてこういうマイナーなところが好きですから」と私。

ぶろぐ ごしゅいんC1s2OkmUkAAzXMa.jpg
画像は借り物です。
こういう、はじめよう系の本の功罪よ・・・。


御朱印の受付についてもお聞きしましたが、専用の受付がある大きな神社はいざしらず、こういう小さいところ、一人のところはやはり「タイミング」で、来てほしくない「タイミング」というのがあるようです。いくつかありますが、最たるものは「落ち葉の掃き掃除をしている時」。

社務所に戻って、書いて、また掃除場所に戻るだけでも15分くらいはかかるので、その間に集めた落ち葉が風で散らかってしまうのです。掃除は神社仏閣においてとても大事な作務であり祓いでありますから、疎かにもできません。

「基本的にはきちんと対応したいけれども、どうしてもタイミングが悪い時がありますね」。

私も御厚意で(アポなしで来て)昇殿参拝させてもらっておりますが、これも当たり前ではありませんし、当たり前のようには毛の先ほども考えないようにしております。
お声をかけてもらえない時もありますし、お声があっても状況に応じて遠慮する時は遠慮させてもらっております。

あとは「不思議に急かす人がいる」と。
これはどこでもいますねぇ(笑)。


この日は妙に正座ができなくて、早々にしびれてしまいました。
御神前の拝殿にしてこうした雑談ができるのもまたこの上ない贅沢です。不敬には当たらないとは思いますが・・・。

来るべき5/1の「皇室弥栄」の御祈祷の参列を予約して神社を後にしました。






・「お客様意識」を捨てる事
これにつきますね。

・正式参拝、祈祷>>>>>>>>>>>>御朱印 である事
業務としてのウエイトは実はかなり低いです。
小さい神社になればなるほど。

檀家寺に至っては「はぁ?」なレベルです。


・氏子・檀家>崇敬者>>>>>>>観光客(一見) である事
「その土地の者」あるいは「崇敬篤い者」が優遇されるのは当然です。


・状況を慮る事
神職さんやお坊さんも遊んでいるわけではなく、様々な我々には分からない業務があります。
我々一般人の目線で考えないで、状況に応じて待つ、あるいは諦める事が大事です。
それもまた神様の「お試し」です。


・服装
スーツ>>>普段着

ビジネススーツでは略礼装にもなりませんが、普段着よりははるかに受けがイイです。
神前における気遣いの表れというやつですね。

いずれにせよ、服装には気を遣いたいものです。


・神前・仏前であること
これ、です。
この心掛けなくして成り立ちません。
鳥居や山門を一歩くぐればそこは神さま仏さま、眷属神のおわす境内。
我欲丸出しの浅ましき姿を見せるという不敬は避けたいものです。




〇今月の奉納酒
・氏神さまへのお酒

超特撰白鷹(純米吟醸)720ml 白鷹酒造@兵庫・灘

説明無用の「伊勢神宮御料酒」 。
お土産の奉納としてはこれ以上はないかと。


・自宅神棚
奥清水 有機米純米酒(吟風) 高橋酒造@秋田
久々の秋田の酒。楽しみです。


・お寺(花祭りなので御供え)
だぢゅーロ万 純米吟醸 二回火入れ 花泉酒造@福島

「御尊前」としてお供えしてきました。
他にもいろいろお供え物はありましたが、このお酒のチョイスは無いはず。


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「お宮参り」 張り切る姑のイキリ顔

本日13日、神戸方面に遊びに行き、帰りに湊川神社に立ち寄りました。たまに行くので馴れたものですが、今日は妙に人が多い。8割が家族で赤ちゃん連れの「お宮参り」のようです。スマホでカレンダーを調べてみたら「大安」でした。道理で多いわけです。


「大安」であろうがなかろうが全然関係ないのですがこれが人情ってもんですね。

ぶろぐ にしのみや1391445305.jpg
画像は西宮神社。今日は立ち寄りませんでした。


境内は撮影会の様相を呈してまいりました・・・って感じです。
写真屋と衣装屋・呉服屋、寺社仏閣の「家族イベント」と化している面もありますが、まぁ行かないよりは良いだろうと。

ただ、特に御祈祷の最中は穢れが正中を走るので、そこで撮らない方が良いと思うのですが、カメラマンもそのあたりの知識は無いようです。(心情的に真正面で撮りたくなるから仕方ありません)


拝殿にて祈祷も行われていましたが人でいっぱいでした。
私もまたいつかここで神恩感謝の祈祷を上げるだろうと思って眺めておりました。
今日みたいに人が多いと巫女さんがマイクでガイドするのですね。




「お宮参り」関連で検索してみたら、その多くが嫁の「姑の対する不満と愚痴」ばかり。
張り切り過ぎてイキった姑の多い事(笑)。
お宮参りって姑のためのイベントか?と思えてしまうような内容ばかりです。

こういった行事自体が親の自己満足化しているということですが、それだけ平和ということなんでしょうかね。
昔に比べると赤ちゃんも姑も医療の発達でなかなか死なないしね(笑)。


自分の思い通りにいかないために文句を言われたり、ここぞとばかりに皮肉と嫌味を繰り返す姑が要る反面、「作法がどうのこうの」という記述は無いので、姑さんであってもそのあたりは疎いと思います。というか、普段神社にはあまり行かない姑さんでしょうね。

普段神社に縁が無い嫁と姑だからこその、似た者同士の相剋なのかもしれません。



ぶろぐ おみやまいり760e52ab7c8e751d24fdb221633f722a.jpg

・よくある「初孫を独占して主役」パターン。
だっこ争いから撮影、下手すれば生まれる前から日にちが決まっている。
何から何まで自分が主役。でも、段取り丸投げ多し。


・「そちらのスケジュールで良い」から「〇日にこっちの神社でやるから」といきなり心変わりパターン
ちょっと安心して油断したところにいきなり来るのがタチが悪い。
文句は人一番多い。神社に対してそこまでの崇敬者ですらない場合も。

・姑絡みで参加人数が増えるパターン
義弟、義妹、知らない親戚など、嫁のストレスMAXです。


ブログ内容の水増しや誇張もあるとは思います。しかし、実際、神社で眺めていると姑さんの、微妙にイキった表情と上がったテンション・・・あながち嘘でもないだろうと。

とはいえ、ブログでうっぷんをはらしているお嫁さんもいずれ姑になって同じことを繰り返す可能性も決して低くないので、その連鎖を断ち切れるかどうか、ひとつの試練なのかもしれません。



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イベントと化した現代では、ストレスが少ない夫婦と赤ちゃんだけでやったほうが良くないか?と。
そうした方が、服装なり態度なり、神前における「気遣い」へもっと気持ちが向けられるのではないかと思います。



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