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親謁の儀から大嘗宮見学へ

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皇居・坂下門前の集合地点。
4日の午前7時半前。


12月も半ばを過ぎました。


令和元年における天皇陛下の即位にまつわる行事・神事も滞りなく終えられました。
無事に終わったことは喜ばしいと思います。しかし、ようやく始まったばかり、という観もあります。「一抹の不安」はありますが、新しい天皇陛下とともに次の世に向かって歩んでいきたいと思います。

「大嘗宮」を見ながら思いました。
悠仁様がご即位されるその時を目の当たりにできるのだろうか、と。

ややもすればオカルト、スピ系ですが、天智・天武天皇の再現、天孫ニニギから神武に至る謎の期間、聖武天皇の時代の再来etc・・・様々な転写が今、ここにありありと映し出されていると言います。また、天皇家は125代で一巡したとも言われております。明治天皇の面影を持ち、神武天皇の魂を持つとも謳われる悠仁親王殿下が即位されるその日まで、生きたいものです。

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神武天皇陵への「親謁の儀」の最中、おそらく天皇陛下が参拝された時に晴れ間が・・・。



11月というのは大正・昭和・平成の3代に加えて、この令和においても「大嘗祭」が実施された、いうなれば「大礼の佳節」でした。

同日、氏神さまの「大嘗祭奉告祭」にて『皇室弥栄』を奉納祈願。その後日、京都・奈良の御陵に「親謁の儀」のためにお立ち寄りになられる日に出向いてお姿を拝見することができました。
奈良の橿原神宮・神武天皇陵でお迎え・お見送りすることにしました。駅から離れることを気にしなければ田舎なので沿道は広く、けっこうスペースがあります。
無難に沿道で待機しましたが、後で聞いた話によると天皇・皇后両陛下がお立ち寄りになる近鉄・橿原神宮前駅では3~5時間待ちする必要があったとか。
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現物は予想をはるかに超えるカッコよさと華麗さ。

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天皇皇后両陛下。
天皇陛下におかれましては威厳があり、ややもすれば近づきがたい雰囲気があったようななかったような。

皆さん撮影に夢中ですが、撮ることよりも自分の目でしっかり見る方が大事ですね。



もうひとつの利点は、「親謁の儀」を終えられた後、神武天皇陵の内外の扉が開かれた状態で参拝することができるのです。もちろん中に入ることはできませんし、祭壇があったり幕があったりで、格別によく見えるということはありません。しかし、普段はしっかり閉じられた門が開いている状態で参拝できるのは稀有なことですし、何より天皇・皇后両陛下が儀式を終えられた直後の「神気」めいたものが御陵には満ちていました。

なので、天皇陵近くで写真を撮るのは遠慮いたしました。

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神武天皇陵の参道。奥にチラッと鳥居が見える。
ほんの1時間前までここで「親謁の儀」が執り行われていた


そして、12月。思い切って上京し「大嘗宮一般公開」に参加。大嘗宮を見学してまいりました。
久々の夜行バスで行き、各駅停車の新幹線「ぷらっとこだま」で帰りました。往復だけで14時間かかってます(笑)。
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夜行バスは運よくイビキや落ち着きのない人がおらず、耳栓や首枕のおかげもあってそこそこ寝られました。6時半ごろに東京駅に到着し、9時までの入場時間までどうしたものかと思いましたが、集合地点である皇居・坂下門手前では7時半の時点ですでに100人近く並んでおりました。


私は予め駅のロッカーに荷物を預けて、スマホと財布、ハンカチ、飴、ティッシュだけ持参している状態。持ち物検査はスルーでしたので、易々と先頭列に行くことができました。
(ただし金属探知機チェックはありました)

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おかげで坂下門開門にも立ち会えましたし、大嘗宮も人が少ない状況(警備の方が多い)で見学することができました。この日は奇しくも、「即位礼及び大嘗祭後賢所御神楽の儀」があり、これをもってすべての儀式を終えられました。

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「富士見櫓」
これだけでも見事なものです。
手前には、はしゃいで走り回って撮影をしまくる他国の人間。


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大嘗宮が見えてきました。
我々が先頭集団なので、向こうにたくさんいる人たちは全員警備。

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大嘗宮見学の後は特に予定もなく、まずは目黒の八雲氷川神社、上目黒氷川神社を参拝。明治神宮で再び「大御心」を頂戴し、今年はもう伊勢神宮には行けないので東京大神宮にお参り。ラストは靖国神社と遊就館見学と相成りました。

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八雲氷川神社。
街中とは思えない長い参道が特徴。御朱印はここと上目黒氷川神社を頂きました。


まだ時間がありましたので、靖国神社から東京駅まで皇居をぐるりと歩きました。左を見れば高層ビルがあり、右を見れば中世の城跡・濠があり、それが「皇居」という不思議な光景。時空間の特異点的雰囲気を体感できる、日本という地に住まう「幸せ」でしょうか。



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「和恵差」
(椎の和恵)
Twitterでも話題になってましたが、榊だと思っていたら椎の葉(スダジイ)。
奈良時代以前の・・・ややもすれば縄文時代ほどの古代を感じることができます。
これだけでも見る価値があったと思います。

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