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御朱印についておもうこと

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平成21年1月11日より、始まりました。
こう書くと相当数を集めたような感じですがそんなに集まっていませんし、重複分も多いです。



御朱印の人気は衰えるどころか、ますます人気が集まっているようにも思います。


氏神さまのところでも御朱印が増えたと神職さんがおっしゃってますし、よく行くお寺でも初めて「御朱印ガール」を見かけました。参拝してからもらおうねッと心の中でツッコミいれましたが。

良い事も悪いことも含めて、神社仏閣に興味を持つ、実際に出向くということはやはり佳いことです。日本人として、ね。これをひとつの契機として、いい方向へ進んでくれることを願うばかりです。
一時のパワースポット信仰みたいな感じにはなってほしくないですけどね。

個人的な意見として、やはり祈祷であれ何であれ、「昇殿参拝(≒正式参拝)」を経験すれば違ってくると思うのです。神社仏閣への想い、神職さんや僧侶への態度、御朱印というものの価値、そういったものがまた違って見えてくるでしょう。
荘厳極まりない大きな神社も良いのですが、小さな神社の方が神前の距離が近いので、より身近だと思います。


私の場合は、
氏神さま(郷社)→白山ひめ神社(加賀の国一ノ宮)→御垣内参拝(神宮)
だったのでちょうど良かったです。

御朱印を頂くに際していろいろ意見がありますが、神社仏閣の「受付対応が悪い」という話が多いですね。

神社仏閣というのは、基本的に「愛想は悪い」ものだと思っています。
氏子や崇敬者、講、檀家、寺社の関係者以外と一見さんでは対応が異なります。そもそもが「地域密着型」なので、そんなの当たり前です。お寺は観光寺とそうでない寺がはっきりしているので余計に、ですね。
何より神社仏閣はその時々の神事や祭祀が最優先になるので、タイミングが悪いと(小さいところであれば)取り付く島もないことも珍しくありません。

何を期待しているでしょうか?

そもそもが接客業ではありません。
それに接客業ですら本来的には、店員と客は「モノやお金を間に挟んで五分と五分」。

まして神さまや仏さまのお膝元である境内(=俗世ではない聖域)においては我々はド素人の一般人。
右も左も分からない我々と神仏との「仲を取り持ってくれる」存在である神職や僧侶に敬意がなければ訪れる意味もありません。

御朱印もひとつのご神意の顕現であれば、もらえる時もあればもらえない時もある。字が綺麗な時もあればそうでない時もある。そういうことです。

「気持ちいい対応を」って、正直、「当たり前」に考えすぎではないかと思います。
それは単純にとても運が良かっただけの話です。付加価値を求めすぎです。
そういう人に出会った、機嫌が良かった、忙しくなかった・・・その程度です。一喜一憂する必要もありません。
対応が良くても悪くても、ひょっとすればそれは神さまの「お試し」かもしれませんし、仲取持ちである神職さんのお眼鏡にかなわなかった可能性だってあります。

観光寺でない寺は御朱印程度ではアポ無しをかなり嫌がりますね。「お墓や仏を拝ませてください」のは住職がいなくても対応できるのでまだ対応がマシですけど。

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※画像は借り物です
待つ方もスゴイが、書く方もスゴイとしか言いようがない。



それと、神社仏閣では「正装」は効果があります。
神前、仏前における厳かな態度を示すという点では手軽です。正装するんだったらいっそ祈祷すれば?ってな感じで、御朱印だけで正装というのもアレですが、少なくとも境内において正装は少しもおかしくありません。もっとも、スーツでさえ「略礼装」。あくまでも略式・簡易である自覚は必要ですけど。
※いつかは紋付き袴での昇殿参拝を考えているのですが、一般でも細かい作法が一気に難しくなる。


「事前予約、下調べ」
限定御朱印などもそうですが、祭祀であったり、受付時間であったり、チェックをしておくに越した事は無いです。氏神さまでも祈祷の予約はします。たまたま奥に引っ込んでいたり出張していたり等々、いない時が結構あるのです。




御朱印というものを知ったのは・・・。

詳しくは申しませんが、ボディワーク・整体関係のブログにて「御朱印の効能」を知ったからです。
あまり具合の良くない猫に餌を与える時、御朱印をエサ皿の下に敷いて与えたらよく食べるようになったという。
※※本来、してはいけないことです。ブログ主も無理を承知でやむを得ずしたことであり、またそういった効能を求めていただくものではありません。

でも、「そりゃ~スゴイ」ということで御朱印を頂くようになりました。
初めていただいたのは「上賀茂神社」です。伊勢に次ぐ社格であり、清浄さは素晴らしいです。
平成21年1月11日のことです。今でも年に2回は参拝しております。

参拝した記念という意味では、とても新鮮味やありがたみがあるものです。

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以前の上賀茂神社の御朱印帖。
あっさりと双葉葵をあしらったもの。私はこちらの方が好きでしたね。


各地を参拝→参拝+御朱印となり、氏神さんへの「おついたち」と至ります。

01.「御朱印」を覚えた

02.「おついたち参り」を覚えた
03.「氏神さんを拠点とする」ことを覚えた


ここでもしばらく間があって、
04.「願掛けをしない」ことを覚えた


おついたちが深まる&サイトなどで神道の勉強するにつれて御朱印集めに対するこだわりが減り、
おついたち参りに「奉納酒」が加わります。「御神前にお供えください」というやつです。
頂く一方ではなく、こちらからお納めするのです。
同時に日本酒を選ぶ楽しみ、味わう愉しみが加わりました。

05.「奉納」を覚えた
このあたりから各地の神社へ行く回数が減ります。

そしてとうとう、
06.「祈祷(神恩感謝の祈祷)」をお願いしてみた
07.「昇殿参拝」を覚えた
08.「神棚」を設置した
祈祷すれば当然神札を頂くわけですから、お祀りする必要があります。これは完全に忘れていたので、神棚は私が考えていたよりも早くになりました。

07.「玉串奉奠」を覚えた
玉串の回し方など。

そしてひとつの契機となる、
08.「御垣内参拝」を覚えた
毎回、私の何かの不備で参拝を断られても仕方なし、という思いで臨んでおります。


09.「祈祷時の拝礼作法」を覚えた(一般レベル)
神職さんの心遣いにより、簡単に指導をいただきました。
今でもたまに分からなくなる時があります(笑)。

形式に拘り過ぎてしまうと神前での気持ちが疎かになってしまうことは厳に戒められております。
あくまでも大神様への感謝のお気持ちこそが肝要、と。


そして来年の5月には「皇室弥栄(こうしついやさか)」を祈祷依頼してみる

・・・になる予定です。

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