暗殺教室 茅野編と132話ショック [暗殺教室]
「暗殺教室」 茅野カエデ編が一応の決着である。
暗殺教室に関しては先のブログを参照してもらうとして、
ふたたび「132話ショック」という言葉が登場してきた。
「132話ショック」
http://dic.pixiv.net/a/132%E8%A9%B1%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF
pixiv百科事典
完全な暴走状態に陥ってしまった茅野を救助するための策を殺せんせーより提案される。
自分の心臓を(致死点をずらして)貫かせ、彼女に「殺った」と思わせたその隙に彼女を拘束。
その時に、彼女の殺意を反らせる何かを仕掛けて欲しい、と。
そこで実行したのがディープキス。奇策中の奇策である。
渚の得意とする、殺気を隠した接近で不意の接吻。
ハニートラップの達人から(無理やり)伝授されているキステクニックである。
※渚は15Hitをたたき出すが、キステクを無理やり伝授したビッチ先生によると
40Hitは出せるはずという。このあたりのフォローが「キスなんて別に大したことをしていない」
と事態を和らげているのかもしれない
なぜHit表示が頭をぐるりと回って背中を伝って下に降りていくか?
11Hitはちょうどお尻である。何をかいわんや・・・。
既に、
「どんな隙も見逃さないくらい、(身体が)敏感になっている」
「痛いのが気持ちイイの!」
といった、全身がまさに過敏状態であることを示唆しているセリフもあり、
性感帯への不意打ちこそが殺意をそらす手段として有効であることを示している。
視覚ではなく、より根本的な触覚に訴えかける。
復讐心に燃える殺意というものが「大脳新皮質」から出ているものであるならば、
キスによる性的興奮・刺激への反応は「大脳辺縁系」にあたる。
脳の領域の切り替えという点では効果的だ。
茅野がもともと持っている渚に対する好意に関しては明確な言及がない。
渚を「私より目立つ隠れ蓑」として利用していたのは間違いないが、
ビッチ先生に公開ディープキスを受けた時は「何かイラついた」とのことなので
渚への想いはやぶさかではないだろう。
暴力教師・鷹岡との対決に際して心配そうな表情を見せる。
キスを重ねていくうちに彼女の目が正気に戻る。
一方、渚の目は冷静で、暗殺を実行している時と変わらない。
渚の気迫が恐ろしい。
イメージとして描写されているのは「兎に絡みつくヘビの図」であり、甘い気持ちなど一片もない。
これもまた暗殺という認識である。
冷静な瞳の渚の横顔と男前すぎる台詞。
「言わせないよ、全部演技だったなんて。 E組での思い出、皆で楽しく過ごした事。
復讐しか頭に無かったなんて・・・僕が言わせない」
興奮が頂点に達し、文字通りイってしまってタラリと鼻血を垂らし、
(ギャグ表現で)グルグルの目になって卒倒。わざとらしいくらいの内またで横たわる。
殺せんせーの触手抜き取りも成功。茅野は意識も戻り、生命に別条はない。
殺せんせーと過ごしていくうちに復讐心のゆらぎを生じたが、触手に宿った殺意に
よりかき消されてしまったことを告白する。
そして、「私だけ一年間、ただの復讐に費やしちゃった」と。
でもクラスは誰一人、本名の「雪村あかり」で呼ぶものはいない。
同じ体型に悩みを持つ者同士(笑)の岡野はいつもどおり「茅野っち」と声をかける。
初めての絡みであろう村松が、「(シロのことなんかより)それよりこっちだ。目ェ覚ましたぜ」という。
渚は繰り返して言う。
「どんなに1人で苦しんでいたとしても全部演技だったなんて言わせないよ。
皆と笑ったたくさんの日が」
「もう演技やめていいんだ・・・」
と、涙ながらに語る様は心を打つ。
茅野カエデは、肩書に苦しめられている同級生・神崎有紀子の過去の告白を
唯一聞いたクラスメイトである。
神崎は親や肩書に反抗し、本当の自分を見つけるために「ハジけてきた過去」を吐露する。
その挙句がエンドのE組堕ちであり「もう自分の居場所がわからないよ」と。
※後で殺せんせーにより氷解する
そのきっかけとなった「不良による拉致事件」を共に過ごし、同じ部分と逆の部分をもつ
神崎と茅野の友情は演技ではないと思いたい。
茅野カエデは再び茅野カエデとしてE組に復活するのか。
それとも雪村あかりとしてなのか。
これから殺せんせーの過去編に入るので、茅野の生命と去就についてはまだ分からない。
そして茅野の本名は「雪村」である。雪村という名前は赤穂浪士には存在しない。
※大石内蔵助の二男が預けられた禅宗の寺の和尚の名前らしい。
E組はクラス全員が赤穂浪士の名前なので、「雪村あかり」に戻ってしまうとクラスからは
外れることになってしまう。それとも「もう少し茅野カエデを演じる」という具合になるのか。
彼女の去就が気になるところである。
結果的に茅野カエデはラスボスではなかった。
しかし、少年マンガ風にいえば(前半戦)「最強の殺し屋」である。
最高の殺し屋と評される「死神」が殺せんせーであること。
先の死神編で登場したのは偽死神(弟子・二代目)であったこと。
肉弾戦により烏間先生により撃退されているので、殺せんせーを暗殺することは
難しかったように思う。
シロの走狗であった元・触手持ちの実験体・堀部イトナはすでにE組である。
イージス艦などの軍事技術を結集した律(自律思考固定砲台)も同上である。
あくまでも人間の力・技術による暗殺は不可能であること(烏間先生でも単独で暗殺できない)。
二度敗れた鷹岡は人間を止めて復活するかどうかはわからない。
復活しても、狙いは因縁のある渚やE組に絞られる。
ロブロの手配する殺し屋ではすでに歯が立たないことは本人から述べられている。
これ以上、単独で強力な「殺し屋」が介入してくるとは考えにくい。
※復活した二代目死神は除く
殺せんせーは「教師」として、生徒に危害を加えることができない。
暴力によって無力化することができない。
そういう意味で「E組生徒」と云うのは一方的な暗殺ができる最高の立場である。
賞金や依頼による暗殺ではない。憎悪や怒りなどの因縁を持つ殺意。
天才子役の名をほしいままにし、またすべてを偽れる高い能力や技能を持つ。
シロを初見で柳沢と見抜く観察力(目を反らす描写がある)。
また、殺せんせーの触手の動きのパターンを学習。
有効な殺せんせーの弱点を把握し、罠の構築。
第一次襲撃は落とし穴。第二次襲撃は枯れ野での放火。
そして、秘めた殺意。
「警戒できないのが一番怖い」というのは、渚やカルマ、烏間先生から
何度も語られている。
潜入暗殺という点ではビッチ先生とも類似してなくもないが、
一年近くにも及ぶわけで、どちらかといえば忍者の「草」を彷彿とさせる。
そして、自棄を前提にした暗殺。触手を移植した時点での決意でもある。
第二次襲撃時の触手の発火作用は人体発火を彷彿とさせる。
第一話にて、寺坂が渚に自爆テロを実行させたことに対して、殺せんせーが激しく怒る。
寺坂に対してはクラスメイトの渚を、渚に対しては自分を大切にしていない、と叱責。
殺せんせーの叱責を見て、心が揺らいだのは間違いないであろう。
第一次襲撃時、落とし穴に陥落させ、あと一歩のところまで追いつめた時に殺せんせーの
エネルギー波を見てつい防御体勢を取ってしまっている。
殺せんせーは生徒に危害を加えないこと。
自分はどうなってもいいと考えていることにも関わらず。
触手持ちである。
物語のキーでもある触手。イトナのように兵器として管理されたものではなく流出したものである。
それを独力で使いこなす精神力。
そして、触手そのものが持つ意志のようなもの。
身体能力の向上とともに本人の感情を増幅させる働きを持つと推測されるが、
それ以外は不明。
今回の茅野編において「触手の持つ殺意」が明らかになったといえよう。
以上の点からも彼女はまさに最強の刺客であったといえよう。
アニメ版の茅野カエデは実に魅力的に描かれている。
かわいらしい。でも、それが鼻につくわけでもないし、なにより原作準拠で
目立ちすぎることはない。絶妙である。
また、映画版の茅野カエデ(山本舞花)であるが、はたして演じ切ることができるだろう?
そしてこのままの展開で行くと。続編では潮田渚を演じる山田涼介とディープキス
しなくてはいけない。
愉しみである。
暗殺教室に関しては先のブログを参照してもらうとして、
ふたたび「132話ショック」という言葉が登場してきた。
「132話ショック」
http://dic.pixiv.net/a/132%E8%A9%B1%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF
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完全な暴走状態に陥ってしまった茅野を救助するための策を殺せんせーより提案される。
自分の心臓を(致死点をずらして)貫かせ、彼女に「殺った」と思わせたその隙に彼女を拘束。
その時に、彼女の殺意を反らせる何かを仕掛けて欲しい、と。
そこで実行したのがディープキス。奇策中の奇策である。
渚の得意とする、殺気を隠した接近で不意の接吻。
ハニートラップの達人から(無理やり)伝授されているキステクニックである。
※渚は15Hitをたたき出すが、キステクを無理やり伝授したビッチ先生によると
40Hitは出せるはずという。このあたりのフォローが「キスなんて別に大したことをしていない」
と事態を和らげているのかもしれない
なぜHit表示が頭をぐるりと回って背中を伝って下に降りていくか?
11Hitはちょうどお尻である。何をかいわんや・・・。
既に、
「どんな隙も見逃さないくらい、(身体が)敏感になっている」
「痛いのが気持ちイイの!」
といった、全身がまさに過敏状態であることを示唆しているセリフもあり、
性感帯への不意打ちこそが殺意をそらす手段として有効であることを示している。
視覚ではなく、より根本的な触覚に訴えかける。
復讐心に燃える殺意というものが「大脳新皮質」から出ているものであるならば、
キスによる性的興奮・刺激への反応は「大脳辺縁系」にあたる。
脳の領域の切り替えという点では効果的だ。
茅野がもともと持っている渚に対する好意に関しては明確な言及がない。
渚を「私より目立つ隠れ蓑」として利用していたのは間違いないが、
ビッチ先生に公開ディープキスを受けた時は「何かイラついた」とのことなので
渚への想いはやぶさかではないだろう。
暴力教師・鷹岡との対決に際して心配そうな表情を見せる。
キスを重ねていくうちに彼女の目が正気に戻る。
一方、渚の目は冷静で、暗殺を実行している時と変わらない。
渚の気迫が恐ろしい。
イメージとして描写されているのは「兎に絡みつくヘビの図」であり、甘い気持ちなど一片もない。
これもまた暗殺という認識である。
冷静な瞳の渚の横顔と男前すぎる台詞。
「言わせないよ、全部演技だったなんて。 E組での思い出、皆で楽しく過ごした事。
復讐しか頭に無かったなんて・・・僕が言わせない」
興奮が頂点に達し、文字通りイってしまってタラリと鼻血を垂らし、
(ギャグ表現で)グルグルの目になって卒倒。わざとらしいくらいの内またで横たわる。
殺せんせーの触手抜き取りも成功。茅野は意識も戻り、生命に別条はない。
殺せんせーと過ごしていくうちに復讐心のゆらぎを生じたが、触手に宿った殺意に
よりかき消されてしまったことを告白する。
そして、「私だけ一年間、ただの復讐に費やしちゃった」と。
でもクラスは誰一人、本名の「雪村あかり」で呼ぶものはいない。
同じ体型に悩みを持つ者同士(笑)の岡野はいつもどおり「茅野っち」と声をかける。
初めての絡みであろう村松が、「(シロのことなんかより)それよりこっちだ。目ェ覚ましたぜ」という。
渚は繰り返して言う。
「どんなに1人で苦しんでいたとしても全部演技だったなんて言わせないよ。
皆と笑ったたくさんの日が」
「もう演技やめていいんだ・・・」
と、涙ながらに語る様は心を打つ。
茅野カエデは、肩書に苦しめられている同級生・神崎有紀子の過去の告白を
唯一聞いたクラスメイトである。
神崎は親や肩書に反抗し、本当の自分を見つけるために「ハジけてきた過去」を吐露する。
その挙句がエンドのE組堕ちであり「もう自分の居場所がわからないよ」と。
※後で殺せんせーにより氷解する
そのきっかけとなった「不良による拉致事件」を共に過ごし、同じ部分と逆の部分をもつ
神崎と茅野の友情は演技ではないと思いたい。
茅野カエデは再び茅野カエデとしてE組に復活するのか。
それとも雪村あかりとしてなのか。
これから殺せんせーの過去編に入るので、茅野の生命と去就についてはまだ分からない。
そして茅野の本名は「雪村」である。雪村という名前は赤穂浪士には存在しない。
※大石内蔵助の二男が預けられた禅宗の寺の和尚の名前らしい。
E組はクラス全員が赤穂浪士の名前なので、「雪村あかり」に戻ってしまうとクラスからは
外れることになってしまう。それとも「もう少し茅野カエデを演じる」という具合になるのか。
彼女の去就が気になるところである。
結果的に茅野カエデはラスボスではなかった。
しかし、少年マンガ風にいえば(前半戦)「最強の殺し屋」である。
最高の殺し屋と評される「死神」が殺せんせーであること。
先の死神編で登場したのは偽死神(弟子・二代目)であったこと。
肉弾戦により烏間先生により撃退されているので、殺せんせーを暗殺することは
難しかったように思う。
シロの走狗であった元・触手持ちの実験体・堀部イトナはすでにE組である。
イージス艦などの軍事技術を結集した律(自律思考固定砲台)も同上である。
あくまでも人間の力・技術による暗殺は不可能であること(烏間先生でも単独で暗殺できない)。
二度敗れた鷹岡は人間を止めて復活するかどうかはわからない。
復活しても、狙いは因縁のある渚やE組に絞られる。
ロブロの手配する殺し屋ではすでに歯が立たないことは本人から述べられている。
これ以上、単独で強力な「殺し屋」が介入してくるとは考えにくい。
※復活した二代目死神は除く
殺せんせーは「教師」として、生徒に危害を加えることができない。
暴力によって無力化することができない。
そういう意味で「E組生徒」と云うのは一方的な暗殺ができる最高の立場である。
賞金や依頼による暗殺ではない。憎悪や怒りなどの因縁を持つ殺意。
天才子役の名をほしいままにし、またすべてを偽れる高い能力や技能を持つ。
シロを初見で柳沢と見抜く観察力(目を反らす描写がある)。
また、殺せんせーの触手の動きのパターンを学習。
有効な殺せんせーの弱点を把握し、罠の構築。
第一次襲撃は落とし穴。第二次襲撃は枯れ野での放火。
そして、秘めた殺意。
「警戒できないのが一番怖い」というのは、渚やカルマ、烏間先生から
何度も語られている。
潜入暗殺という点ではビッチ先生とも類似してなくもないが、
一年近くにも及ぶわけで、どちらかといえば忍者の「草」を彷彿とさせる。
そして、自棄を前提にした暗殺。触手を移植した時点での決意でもある。
第二次襲撃時の触手の発火作用は人体発火を彷彿とさせる。
第一話にて、寺坂が渚に自爆テロを実行させたことに対して、殺せんせーが激しく怒る。
寺坂に対してはクラスメイトの渚を、渚に対しては自分を大切にしていない、と叱責。
殺せんせーの叱責を見て、心が揺らいだのは間違いないであろう。
第一次襲撃時、落とし穴に陥落させ、あと一歩のところまで追いつめた時に殺せんせーの
エネルギー波を見てつい防御体勢を取ってしまっている。
殺せんせーは生徒に危害を加えないこと。
自分はどうなってもいいと考えていることにも関わらず。
触手持ちである。
物語のキーでもある触手。イトナのように兵器として管理されたものではなく流出したものである。
それを独力で使いこなす精神力。
そして、触手そのものが持つ意志のようなもの。
身体能力の向上とともに本人の感情を増幅させる働きを持つと推測されるが、
それ以外は不明。
今回の茅野編において「触手の持つ殺意」が明らかになったといえよう。
以上の点からも彼女はまさに最強の刺客であったといえよう。
アニメ版の茅野カエデは実に魅力的に描かれている。
かわいらしい。でも、それが鼻につくわけでもないし、なにより原作準拠で
目立ちすぎることはない。絶妙である。
また、映画版の茅野カエデ(山本舞花)であるが、はたして演じ切ることができるだろう?
そしてこのままの展開で行くと。続編では潮田渚を演じる山田涼介とディープキス
しなくてはいけない。
愉しみである。
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